死んで生きる事。
実はこれ、裏と表の世界の融合でもあるのですね。
生き通し(9次元)の理解が最終的なものと思っていますが、それまでにも型の元になっているものはたくさんあります。
例えば、某御神事の中では、読む人ごとに、8通りの解釈があるとも言われていて、その中でも「死んで生きる事」が出てきます。
自身が前世に繋がり始め、丁度この解釈が8通りになったので、ここで挙げてみたいと思います。
1.代謝
人は30~60兆の細胞から成立していると言われています。
ですが、その細胞の多くは代謝を繰り返します。
つまり、殆どの細胞は、死んでは生まれを繰返しているという事です。
これは生物学的な視点です。
代謝とは確かに、死にながら生きている事を繰返しています。
2.出家
出家は過去では多くの者がしてきた経験です。
名誉、地位、財。
これらを捨てて、その後を生きるという事をします。
ある意味、名誉、地位、財って、多くの人にとっては生きている事そのものですよね。
また、現実的にも名誉、地位、財を、完全になくして生きるのも難しいです。
特に、財(お金)を完全に無くして、生きる事は難しいですね。
これらを捨てる行為は、ある意味死んで生きる事になります。
これは、3次元的視点からの死んで生きるという意味です。
但し、現代では完全に財無くしての出家というのは難しいのですが、その昔、インドで行った修行僧であれば、確かに死んで生きていると言ってもよいと思います。
3.実際に死んだ事にして、その後を生きる
出家とも似ていますが、実際に死んだ事にしてその後生きるというものがあります。
実は、前世の記憶から見ますと、戦国時代では、この死んだ事にして生きるという事を多くの武将、大名がしています。
私の前世の記憶から言えば、武田信繁、武田信玄、上杉謙信、織田信長、明智光秀、(時代順)はそうですし、もっと他にも該当する大名・武将もいると思います。(これから思い出すかもしれません)
天皇の院政や、武将の改名も型としては似ていますが、上記の者は本当に死んだ事にして、その後活動している点ではかなり違うと言えます。
1つ言える事は院政や改名に比べると、その自由の度合いもかなり大きいという事です。
死んでいますから、それまでのしがらみや人の目を気にしなくてもよいのです。
その結果、思い切った行動も取れるのですね。
実際、彼らは生き生きしていましたし、より大きな使命を果すことができたのです。
4.想念から働きかける状態
想念とは、3次元世界から見ますと、生きているといえない部分があります。
また、想念は寝ている時にも働いている事もあります。
予知夢等はまさしくそうですね。
そうでなくとも夢は予兆的サインである事も多いです。
これらは寝ている時、(つまり精霊界、裏の世界でのこと)は死んでいる状態ともいえます。
それが3次元世界に働く事は確かにあります。
想念から3次元世界に働きかける状態。
これは死んで生きるともいえます。
5.何万転生の因果からみた現世の自分を自覚
現世を生きている自分。
それは何万回と言った前世から存在しているという事は、前世療法、前世ヒーリングを経験すると、判ってくると思います。
つまり、現世とは、何万回と死んだ後に存在しているのですね。
ですから、何万転生の前世からみた現世という自覚を持っている事は、既に死んで生きている事を自覚しているともいえるのです。
6.次元上昇の際、死んで生きるような経験をする
次元上昇が起こっている時、あるゆる所で霊感の覚醒が起こっていきます。
霊感の覚醒が進みますと、これまでの自分よりも、多大なるエネルギー放出が起こる為、強力な睡魔に襲われたり、頭が働かなくなったり、非常に疲れたり。
このような状態になる事は珍しくありません。
(私は睡魔に襲われる事が多いです)
つまり死んだような状態になります。
霊的能力覚醒の経験がある方は、皆さん経験していると思いますので、この事はよく判ると思います。
短時間で覚醒する場合、本当に生死を彷徨った後、一気に霊的能力が覚醒するような事もよくありますが、それも広くはこのパターンに当てはまるかもしれません。
逆に、稀にこのような事が起こらない人もいますが、霊的覚醒の段階で、多くの人は、生きていながら死んだような経験をする事になります。
霊的キャパ(容量)を上げていくことも日々の鍛錬が必要なのですが、その道中。やはり死んで生きているような状態を経験する事は普通のようです。
7.8次元、半霊半物質世界への移行
半霊半物質の世界、これは物質界オンリーの世界との別れる事になる。
それは物質界オンリーの世界とは死別するともいえます。
ですが、半霊半物質状態とは、死んだ訳ではなく、やはり生きている状態です。
8次元(半霊半物質)への次元上昇。
この状態も死んで生きているという解釈をしてよいように思えます。
8.9次元、生き通しの世界への移行
最終的な9次元世界とは、死の世界、生の世界全てを見通せ、行き来が自在の次元です。
また精霊界、3次元世界。その過去世、未来世も全て見通せ、行き来できます。
5次元(俗に言う3次元)世界との死に別れでもあります。
どちらかと言えば、物質的意味というより、時空間的な意味での死別ですね。
ですが、生きているといえば生きているのです。
その時空間から離れている訳ではありませんので。(離れる事もできますが)
生き通しについては、死んで生きているともいえます。
9.まとめ
現段階で、死んで生きるという8通りについて書いてみました。
「死んで生きる」
次元上昇において、このような境地を過すことが、あちこちに出てくるようです。
特に8次元上昇、9次元上昇は死んで生きるという表現がぴったりですし、その元になる部分。代謝ですとか、出家、実際に死んだ事にして生きるですとか。想念から働きかけるですとか。は、前世を含めますと、殆どの人が経験済みです。
あなたもひょっとして、ここには無い、もっと高次元な「死んで生きる」を見つける事ができるかもしれないですね。