前世の法則 その56. 過去は、無限

前世の法則

少し判りにくい概念になるのですが。

過去って無限です。

未来は無限、というのは判りやすいと思うのですが。
実は、過去も同じようなのです。

本日、また1つ判った事です。

前回、過去は固定されない。というお話をした所ですが、今回は、また1つ不思議なお話をしていきたいと思います。

参考:前世の法則 その55. 過去は、固定されない

1.過去が、無限のメカニズム

一切は、現在、で決まる。
というのは、ここまで何回かお伝えしてきたと思います。

未来は、現在次第で無限に変わる、は判ると思いますが、実は、過去も現在次第で、無限に変わるのです。

これは感情界では判りやすいと思います。前世ヒーリングを受けられた方は体感されていると思いますが、過去世が浄化されると現在が浄化され変わりますし、未来も当然変わります。それは、結局、現在が変わる事で、過去も未来も変わっているのです。

この他にも、現在とは、基本的に経験が増えていきます。
それは、未来への可能性が高まります。これは判りやすいと思います。
ですが、実は、過去への可能性も高まるのです。

例えば、今日一日何かを頑張ったとしましょう。
それは、新たな未来の可能性が生まれているはずです。これは判りやすいと思います。
ですが、それは同時に、過去にも新たな可能性が生まれているのです。

このように、過去も無限の可能性を秘めています。

過去の始まりと、未来の終わりは永遠に辿り着けない

ちなみに、過去の始まりは創造主で、未来の終わりも創造主です。

ですが、それは永遠に辿り着く事ができません。

時間的にも空間的にもです。

これが故、人は創造主の中に永遠に存在している事になるのです。

その代わりに、創造主からは無限の可能性を頂いているのです。

2.有名な過去世が、重複する理由

これは、最近判ってきた事なのですが、過去が無限にある以上、有名な過去世も重複する可能性があるのです。

Ⅰ.複数の方が、ヤマトタケルノミコトの前世が有る

ヤマトタケルノミコトは3世紀~4世紀頃に実在した、景行天皇の子供の1人という事になっています。
諸説では、70名とも言われる側室の子の1人ですね。

私の中の前世の1つに、ヤマトタケルノミコトがありますが、
実は、ヤマトタケルノミコト、多くの方の前世にも、どうもあるようなのです。

恐らく、この事を言えば、殆どの人が、誰かが間違いで、その内の1つが本物だと、思われるでしょう。

例えば、某霊能者さんにも、前世では、ヤマトタケルノミコトがあるのですが、
これは、間違いなのかな。と私も視てみたのですが、間違いではありませんでした。

但し、その内容は、私とその方とは違っています。

私の前世では、熊襲、出雲では相手の大王の命は奪っていないのです。この他に兄の命も奪っていません。
ですが、その方の前世では、古事記、日本書紀にある通り、相手の大王の命は奪っていました。

このように、もし前世でヤマトタケルノミコトがあるとすれば、その人ごとでその前世の内容は様々なのです。

それは、現在の自分次第、負の想念の浄化次第なのですね。

この他にも、故人なので、もうお伝えしますが、手塚治虫さんの作品の中で、火の鳥で、ヤマトタケルノミコトが出てきます。

あの作品のヤマトタケルノミコトとは、手塚さんの中での前世をそのまま書いたものだと思っています。(少なくとも現在の私にはそう視えます)ですから、あの漫画の中のヤマトタケルノミコトとは、手塚さんバージョンのヤマトタケルノミコトなのです。

このようにヤマトタケルノミコトを前世に持つ人、結構います。

私の場合については、景行天皇の墓前に行くと前世の記憶を思い出したり、その他でも、現世の方々を通じて、前世の記憶が出てきたりもしています。

このように、私の場合の基軸は、前世の記憶です。

私の場合の前世の記憶とは、考えてもいませんし、降りてくるのとも違います。
思い出すのです。デジャブの感覚ですね。

ですが、細部では、日本書記、古事記と、その内容はかなり違っています。
むしろ、先述した2名の方の方が、日本書記、古事記に近いとも言えます。

では、史書に近いから、その方が本当だ。という方も居るかもしれませんが、
一番正しいのは、どの方も本当。という事だと思っています。

それは、過去は無限だからです。

つまり、これを読んでいるあなたも、既にヤマトタケルノミコトの前世をお持ちかもしれませんし、今後、現在が変わっていく事で、過去世に誕生する可能性もあります。

勿論、人によっては、未来世で経験していくかもしれませんが・・・。ですが、あの体験内容であれば、経験したくないでしょうし、あの前世については、そもそも全く無い方が断然良いと、個人的には思っていますし、多くの方がそう思っているとは思います。

もし前世にありましたら、浄化し、全く違った過去世に替える方がお勧めになると思っています。

Ⅲ.あなたの前世で、ヤマトタケルノミコトの有無を知りたい場合

もし、過去世にあるかな。と思う場合。

漫画や、実際の史書を読んでみて下さい。

ひとまずお勧めは、手塚治虫さんの、火の鳥の黎明編ヤマトタケルノミコト編でしょう。

この内容は、手塚治虫さんの前世でもあるのですが、あなたの前世の可能性もあります。
そして、記憶が出てくるなら、どんどん思い出してください。

「あれっ。ここは違う。」
「ここは、このはずだ。」
「ここだけは納得できないな。」
「死んでいないはずだけど・・・。」
「ここだけは、何か思い出したくない・・・。」

等様々な思いが出てくるはずです。
考えるのと、思い出すのは、感覚が全然違いますから。
デジャブですから、すぐ判ると思います。

この他に、様々な方の作品があると思いますので、比較してみても面白いですよ。

ただ1つはっきり言える事は、もしある場合は、現在のあなたに応じたヤマトタケルノミコト、という事です。
他の方のヤマトタケルノミコトと似ている部分は多くでも、唯一無二の存在なのです。

Ⅱ.何故、神話の法則は、多くの人に共感され、実現する事が多いのか

神話の法則とは、神話のような体験を実際にする。というものです。

ギリシャ神話でも日本神話でも何でも良いのですが。

日本神話ですと、ある時に、仲間に出会い、東征し、一旦戦いで行き詰まり回り道をし、八咫烏に導かれ、最後は、大和に降り、日本国の誕生へと導くというものがあります。

これは神武天皇のシナリオそのものでもあります。

神武天皇のお話は、経営者のサクセスストーリーでは、結構あるあるだと思います。
現役の経営者の方々では、共感される方、とても多いのでは無いでしょうか。

また、王室系や、指導者側の立場でも、成功する場合、普通にある王道パターンだとも思います。

この他にも古事記に書かれているお話にあるものでも良いです。
先述したヤマトタケルノミコトは、神話の中でも結構な割合を占めています。

実際、多くの人は、神話の内容を型として、前世では、似たような経験をしているものです。

だから現世でも体験をしたりしますし、多くの方に共感されるのです。
それが、少し型が拡大していくと、ヤマトタケルノミコトのような事になったりするのですね。

1つの転生内でも、起こる事は多いですし、それは過去世でも起こっていたりしているのです。

Ⅲ.現在が変わると、過去も変わる

前世ヒーリングでは、前世の思念を変えていく事で現在を変えていく、というものですが、
正確には、現在の中にある、過去を変える。と言ってもよいのかもしれません。

その事で、現在の中にある、未来のシナリオが変わっていく、ようなのです。

実は、こう考えますと、現在次第で、過去世も変わっていくのです。

まずは、感情部分は、真っ先に変わりやすい、という事はありますが、
一切は因果で成立していますので、過去世の感情が変わりますと、因果次第では3次元世界が変わる可能性があります。

また、例えば、現世で3次元的に出世した場合、過去世でもそれに連動した過去世が新たに生まれる可能性もある、と思っています。

全ては、現在だからです。

3.過去には始まりが無い

未来とは無限で終わりが無い。
というのは納得できる方は多いと思います。

ですが、過去も始まりは無いのです。

例えば、人間の前は何か、と言えば、やっぱり人間かもしれませんし。
本当は神々だったかもしれません。

最後、過去を遡っていきますと、辿りつく所は創造主なのですが、その道中は、無限の可能性があります。

また、それは無限に増えていきます。未来が無限に増えていくのと同じなのです。

それゆえ、過去は、どのような可能性もあると思っています。

御神示では、全ては、永遠に弥栄していく存在、と伝えていますので、
転生と共に低次に落ちる、というのは、あんまり無いそうなのですが。

実は、過去が高次の神々で、使命の為に低次元にあえて降りてきた可能性も否定できません。
生前より悪くなる事は実際にあるので、可能性としてはあり得ます。

ちなみに過去に始まりがあるのは有限の世界。見える世界なんかがそうです。
ですが、過去に始まりが無いのが、無限の世界。見えない世界ですね。

感情界、前世界、霊界。
それから、ご自身そのものですね。これが何と言っても一番大きいのですが。

この辺りは、始まりが無いようなのです。

4.その人の視える世界が、やっぱり絶対

今回のお話は抵抗ある方が、多いかもしれません。

事例の1つで、ヤマトタケルノミコトを出してみましたが、
ゆう斎の前世、ゆう斎のライフレコード上には、無い。
と思われる方も中には居ると思います。

私のヤマトタケルが正しくてあなたは違うと。
ですが、この言われれば、私は、はっきりこう答えます。

その人の中に見えている世界、その人の中の基軸が絶対なのです。

ですから、その人が視えている世界も正しいのでしょう。
ですが、私が視えている世界も正しいのです。

この場合、その方は、違和感を感じる可能性はあると思いますが、私は無いのです。

ですから、過去世が誰、とかは、結局あんまり意味を持たないのです。
その事もあってだと思うのですが、創造主は、人は前世の記憶の多くを思い出させないようにしているのですね。

創造主は、過去、未来、共に無限の可能性を与えて下さっているのです。

ですから、その人が現在視えている基軸、感じている基軸、こちらの方が重要ですし、

そして、死んでも持っていけるもの。理解、と経験ですね。これが全てです。

後は、何を学んだか、どの世界に行きたいか、どの世界を実現させたいか、どういった因果の世界を送りたいか、といった事が重要になってくると思います。最後は、その人の基軸が最重要なのです。

5.まとめ

今回の過去は無限、という話は、事例を挙げ出しますと、キリが無さそうですが、
つまり、未来が無限と同様で、過去も無限という事なのです。

過去の始まりとは、創造主なのですが、その道中は無限なのです。
ですから、創造主を超える事は永遠にできないのですが、
無限の可能性が、創造主からのプレゼントになるのでしょう。

それは、過去にも未来にもです。

それは、全て現在次第です。

また、それはどのような方にも平等に与えられているのです。

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