前世コラム その12. 一切は今、の人で気をつけないといけない事

前世コラム

一切は今、一切は現在、という事は一応間違ってはいないのですが、

これが行き過ぎると、今さえ良ければそれで良いという人がいます。

確かに現在に集中するという事は重要ですが、この発言をされる方の中には、因果と向き合う意味が無い、つまり過去と向き合う意味が無いという方も、実際には結構多いのです。

ですが、全ては因果によって成立している事は宇宙法則ですので、これに逆らう事はできません。
過去の積み重ねが現在なのです。(正確には未来での積み重ねの部分もありますが)

それが故、全ての人は平等なのです。

能力差、財の差、また生まれてくる家庭。
同じ人間なのに差があるのは、実はライフレコードに積み重ねてきたものに差があるから。
つまり因果というルールの元平等だからこそ差があるのです。

このように、自身という存在そのものが、何百、何千、何万と転生してきた結果の存在ですので、過去世とは一応別人格とは言っても、全てが連動している事も間違い有りません。

ですから、まず、一切は今、一切が現在、という中でも

全ては因果の中にある事だけは忘れないでください。

では、一切は今、という事までは同じでも、

因果を無視するケース。
過去を無視するケース。
それは結局未来を無視している事と同じというでもあるのですが。

特に悪い方向に行く人についての注意点を挙げたいと思います。

1.自分と向き合わなくなる傾向が強くなる

一切は今、現在が全て、という人で一番怖いケースがこれです。

目先の小さな結果だけを求め、自分自身が積み上げてきた事に向き合わなくなる事です。

後、もう1つ怖いのは、自身の良い部分だけにしか向き合わず、悪い部分には向き合わないケースですね。

このようになると、省みないケースが多いです。
省みない傾向が強くなってきますと、頑張っていても悪化する事もよくあります。
答えが実は少し過去に落ちている事もよくあるのです。
行き詰まりではよくある事ですが、行き詰まりに有り難味を感じない人も多いと思います。

これが悪化しますと、自分の使命には目を向けず(魂では本当は判っているはずなのですが)、周囲に振り回されることが増えていきます。

自分の積み重ねには目を向けず、これが行き過ぎると損得勘定が先行し始めます。

ここまでであればまだよいのですが、明確に悪化と言うケースでは、他人に濡れ衣着せたり、自身の責任を押し付けたり、最悪は相手の積み重ねの対価を奪ったり、利用したりするようになります。

このように、あらぬ方向にどんどん進む事が多くなっていきます。
ただ因果を無視する人にとっては、これが正しい世界だと思っているものかもしれません。

そして、自身と向き合わなくなり、どんどん負のループとなってきます。

特に現在2極分化の時代に入っていますので、自分と向き合わない人はとことん向き合わなくなるのも実際のところです。

2.自身と向き合わない人の因果

自身と向き合わない人の因果はどうなるのでしょうか。

ちょっと怖い事が多いのですが、案外当てはまる人も多く、かなり重要な事でもあるので、やっぱり書く事にしました。

Ⅰ.宇宙の叡智と切れてしまう

一番怖い、と同時に、もう救いの方向が失われるというのが、宇宙の叡智と切れてしまう事です。

因果を無視するという事は、宇宙法則を無視する。
それは、宇宙の叡智を無視する。
という事になりますので、宇宙の叡智から守ってもらう事が無くなってしまいます。

それも、誰が決めた訳でもなく、自分の決断ですからね。

また、間接的にですが、仮に地球上でこのような人が圧倒的多数ともなれば、やはり地球の滅亡は間違いない事となるでしょう。

私自身、宇宙の叡智によって現在守られている事はもうよく判っていますし、私が言わないまでも、この5年間の奇跡。例えば、日本では22箇所ある原発直下でマグニチュード5の地震が一度も起こらないとか。

2018、2019年では大水害が多かったですが、元来起きていたはずの国難級大地震を軽減化する為に起こってきた事はあんまり多くの人は気付いていません。

実は、これもある一定以上の方が愛の循環があったこそ、比較的小難、本当に最悪の事態を避けられてきた事でもあるのです。

1つはこういった元来受けているはずの大難を小難にしてもらっていることもあります。
これも宇宙の叡智の一環なのです。

宇宙の叡智って愛と智の2輪なのですが、詳細についてはまたいずれお話します。

全ては因果の元、愛と智といった想念、そして行動によって発生している事なのですね。

ですから、大前提の因果を無視するという事。
これ程恐ろしい事は無いのです。

コロナも天変地異もそもそも原因を作っているのは人間ですし、拡大させている多くの原因は負の想念ですから、実際この辺りの因果にも向き合えていないと、向き合えていない結果を招く事になります。

まず、これが一番怖い事ですね。

Ⅱ.地獄を自分で作り出す傾向になる

そもそも宇宙の叡智には、地獄という概念がありません。

常に自分が決め、考え、思念し、行動した結果の世界に進むのみなのです。

つまり誰にとってもですが、全ては自分の思いと行動のみで決まるのです。

ですが、因果を無視している人程、悪行為をする傾向が強いのです。
今さえ良ければそれで良いのですし、まさか自分に返ってくるという事も判っていないからです。

実は、悪い事をしますと現世で報いが返る事が殆どですので、体験的には悪因悪果はわかっている人は多いのですが、法が許せば何してもよいですとか、案外、生前死後の因果から考えない人も多いのが実際のところです。

で悪果の際、自身に原因がある事が判っていれば、修正もするし、反省もするし、聖化もできるのですが、因果を考えない人は、たまたま運が悪かった程度で終わりますので、また同じ過ちも繰返しますし、そして同じような結果をまた受けるという悪果ループにはまります。

そして因果の神、特に悪果の神と常にお世話になる事になります。
本人に気付きを悟す為、小難が大難になる事もあります。

私の周囲でも実際にある話ですので、別に珍しい事ではないのですが、
因果を無視する、これをもうちょっと言い換えると、

いくらでも今後悪果を受けます。

と言っているようなもので、結局この悪果ループを自ら作り出す事になります。

因果を無視する事、特に自身の因果を無視する事は、つまり悪果ループを自ら受け入れる、事と同じになります。

それは地獄の始まりと言ってもよいと思います。

Ⅲ.恨みを受けやすくなる

因果を無視する事は、人に恨みを与えてでも、損得勘定や自身のエゴを取るケースが増えます。

恨みの想念をほどくのは想念因果の中でも一番大変な事なのですが、因果を無視する事ともなりますと、恨みを作り出す事にも抵抗が無くなっていくのです。

その結果、恨みの念の数、量が増えていきます。
そしてより苦しみます。

先述した地獄には、この事も含まれています。
怖い話ですが、因果を無視する人で、この話が該当する事は案外珍しくありません。

Ⅳ.孤独の状況では苦しみやすくなる

孤独の状況って、どのような人にもあるものですが、そのような時でも心の安泰度が違います。

宇宙の叡智に繋がれている人であれば、孤独の状況でも、繋がっている何かを確信できていますので、実は全ては愛で成り立っている事を体感しているので、不安の感情が起こりません。如何なる局面であっても愛と循環できていますと、一切に感謝できるようになってきます。

また、孤独という状況でも打開できるのです。

ですが、因果を切り離してしまいますと、孤独は恐怖になりやすいです。

実は自身の因果によってそうなっているのに気付いていませんし、その実は、愛で包まれている事すら忘れている事も多いです。

宇宙の叡智と切り離しますと、それは恐怖だと思います。
ですから、孤独で苦しんでいて、因果と途切れている方は、一刻も早く宇宙の叡智と繋がる事が重要です。

となると、まずは自身の因果を見つめる事になってくるのです。

その意味でも孤独になる事は多いのですね。
多くは自分の因果を見つめ治す為なのです。

3.まとめ

一切は今、で気をつける事は、

まず、全ては因果で成立しているという事。

そして自分自身こそ、まさしく前世からの連続という因果で成立というしている事。

まずはこれだけ気付いておけば、大きな問題は起こらないと思います。
また、問題が起きても対処ができます。

全ては因果で成立している事は忘れないで下さいね。

その上での、一切は今、なのです。

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