前世療法体験談 vol.26 妖怪化した女性の前世(前編) 江戸時代福岡

前世療法体験談-ゆう斎が受けた前世療法

妖怪化した前世については、前回エジプトの王様の時代がありましたが、今回は、女性です。

転生回数は、やはり精霊界の転生回数です。

彼女は死後、妖怪化しているだけでなく、恨みより怨霊化していたのです。
ですが、とある事を伝える事で、彼女は妖怪化から解ける事になったのです。

なお、重い文字が出てきますが、今回に関しては、状況を正確に現した方が良いとの判断の為、ご了承ください。

1.痛む場所

左腰上、胃の裏側

455回目の転生 江戸時代、福岡
1704-1729年 享年25歳

前世ヒーリングを受けた日 2020年3月3日、3月7日

胃の裏なので、精神的な苦しみが重いと思って望みました。

2.状況

彼女は、地元の権力者に捕らえられた後、両親と隔離されます。

父親が武士で、権力者の陰謀と絡んでいたようなのです。

最期は邪魔になった為、命を奪われる事になります。

両親も含め、多くの者が酷い目に遭った事に対し、彼女は復讐の念が増す事になります。

実は、彼女は、捕らえられた後も、都合により5年程は生かされたのですが、捕らわれた当初より、その権力者のしていた事に感ずいていた事もあり、かなり恨みの念を抱いていたのです。

当初こそは、人の形をしていましたが、様々な状況を理解し始めた1年後辺りから恨みの念はますます強くなり、3年後には、3次元ながら部分的に妖怪化し始めます。(爪が伸びて、尖ってくる等)

その段階では、権力者側も命を奪う訳にもいかず、別に隔離されましたが、その後、恨みの想念はますます強くなり、3次元でありながら、どんどん妖怪化が進み始めます。(ただ、隔離した者は違った意味で恐れていたと思いますが)

5年経ったある日、遂に命を奪われるのですが(どちらかと言えば妖怪化の姿に恐れ)、その死後も彼女はその権力者に対し、恨みの念を持ち続ける事になります。

その時は明確に妖怪化(怨霊)していたのです。

彼女の若い頃

とても気のつく、かわいらしい娘さんでした。

両親の事を敬愛してましたし、精霊界転生という事もありますが、一言で言えば、妖精のような雰囲気があったようです。

ですが、陰謀に巻き込まれた後、妖怪化したのでした。
妖精と妖怪。両方を経験する事になったのです。

3.実際の会話

Ⅰ.1回目のヒーリング

妖怪化した後、彼女は想念の塊になっていました。
それは、その権力者に対し、呪い殺すというのが彼女の目的となっていたのです。
だから妖怪の姿になっているのですね。

ですが、妖怪に変わってしまった自身の身体に対する悲しみ。
こんな姿になってしまって、もう両親には会う訳にはいかない、という思い。
さらには、抑えきれない復讐の想念に苦しむ事になったのです。

彼女は、享年25歳でしたが、死後約40年ほどはずっとその状態で想念化していました。

私は彼女と話して、恨みを止めようとあれこれ試しましたが、彼女はむしろ、その憎い相手を一緒に戦って復讐に協力して欲しいとの事でした。(勿論この時、キッパリと断りましたが)

1回目のヒーリングはこのような状況でした。

Ⅱ.様々な案が出た後、ツインソウルさんと相談

1回目の3月3日その時には、実は解決法が判りませんでした。
帰ってから考え直す事にしたのです。(実は彼女の状況の半分位は帰ってからオーリングによって判ったのでした)

その後、たくさんの案が出てきました。

また、事態が深刻だったので、事前にその内容をツインソウルさんとも相談したのですね。

まず、思ったのが、若い頃。
それこそ妖精みたいな感じだったので、それが20年位ありましたから。そこに意識を繋げる事も考えましたが、これはちょっと無理のようでした。ツインソウルさんにも、多分難しい。時間がかかりそう。という事なので、この方法は止めました。

次に試そうとした事。特に重要なのが、男性の前世を理解させる方法です。
これはかなり説得できるかな。とも思いました。

それと、もう1つあるのが、その妖怪化した諸原因が、とある男性の時の武士のカルマ。
それも妖怪化した時の前世ですが、彼を書き換えできないか。とも思ったのです。

参考:前世の法則 その31. 運命の変えられない前世を変える方法

これだけは伝えておこうと思ったのですね。

このような内容を事前にツインソウルさんとも相談しましたが、彼女の妖怪化は、そう簡単には解けないだろうと思っていたのです。

ですが、
「通常の方法、つまり説得で戻す方法がある。」
とおっしゃいました。
その詳細についてはよく判りませんでしたが。

「ですが、いろいろ試してみてください。」
との事でした。

そして、2回目のヒーリングを受ける事となります。

Ⅲ.2回目のヒーリング

まず、男性の前世を理解させる事を伝えました。
ですが、この手法は、やっぱり女性の方はピンと来ないのです。

実際、彼女が陰謀に巻き込まれる、若くして命を落とす。
これは、女性時代のカルマが原因でも無いですし、しっくりこないようなのですね。

私には関係無い。と、どうしても思うようなのです。

次に、自身が知っている事だけは伝えておこうと思いました。
ですが、意外にもこちらの方が大きな変化をもたらしたのです。

Ⅳ.彼女が大きく変わった重要な話とは

「そういえば、人は死んだ時の状態で次の転生を迎えるので、呪い殺すのだけは止めた方が良い」
この話で彼女は大きく変わる事になったのです。

彼女は
「えっ。それどういう事?」

「つまり、反省していない状態で相手が死を迎えた時、その相手は次の転生でも反省していない状態で生まれてくる。」

それは、相手の考え方や行いを容認する事になる。

「だから、反省していない相手を死に追いやっても。また反省していない相手がこの世に生まれてくる事になる。そしてまた対峙することになる。」

「また、呪いがプラスされると、怨恨の感情もプラスされ、よりほどけにくくなる。(恨みの想念が最も解きにくいので)つまり、転生後には、再度より深く関わる事になる。

彼女は、自身が妖怪化している現状からも腑に落ちたのです。

自身の想念がそのままの姿になっているから。
死んだ時の状態がまさしくその通りの姿でしたから。

それまで、彼女は呪い殺すのが目的になっていました。
それが最善の方法だとずっと思っていたのです。

ですが、実はそれはとんでもない事をしていた。
相手の酷い行いを容認する事をしていた。
むしろ、より悪化させていただけだった。
その事が理解できたのです。

そこからは、彼女は私の話をずっと聞くようになりました。

「実は、あなたが憎んでいる相手は、男性の前世、それも妖怪の時に復讐を成し遂げている。」

「あなたが、陰謀に巻き込まれたのは実は、その因果からきている事がある。彼はその時、妖怪化していたので、同様に負の想念の塊になっていた。それが今回も女性のあなたに続いたという事なのです。」

「では、その妖怪化した彼。どこからこの怨嗟が始まっているのか。それは動物時代からずっとなのです。」

「動物は、されたらやり返す、というものはとても多い。まれに悟りを開く者(そういった者は聖獣を経て人間に転生する)もいるが、殆どはされたらやり返す世界。猿。犬。猫。その他、殆どの動物がそう。」

「それは人間に転生後初期の頃は色濃く現れやすい。実は戦争の首謀者がフェーズⅠ~Ⅱの頃に多いのはそういった事にある。現代ではその首謀者達がフェーズⅣに転生している者も多く、世界大戦を食い止められるか、本当に真の平和がもたらされているのかが求められている。」

彼女はこう言いました。
「私も動物なんですね。」

「いや、人間として生きている以上、皆、動物的要素は多分に持ち合わせているのです。」
「その動物でありながら、人としてできる事。一つは恨まなくなる。という事なのです。」

「この怨嗟を断ち切る事が出来るのは人間の時。それは得てして被害を受けた時。だが、やっぱり断ち切れないまま継続する人も多くいる。怨嗟を断ち切るのはやっぱり容易では無いので。」

「それを解決できる方法の1つ。自身の前世を知る事にある。今世だけの理解では納得ができないようになっているものなので。」

あなたは自分、自分はあなた、という本質はまさにここにある。
憎む相手、敵と思う相手とは、同じような事を前世の自分がやっぱりしている。」

「簡単に腑に落ちない場合、それは遠い前世だったり(場合によっては動物時代)、異性だったりするのですぐは判りにくいだろうけども。」

彼女と話終えた時、彼女は元の姿に戻っていました。
妖怪から人間に戻ったのです。

そして。

少なくとも、呪い殺す、という感情は無くなったようなのです。

このように、ひとまず妖怪から元の姿に戻す事には成功したのですね。

但し、恨みの念まではやっぱり消えていませんが。

Ⅴ.彼女と約束した事

実は彼女と約束した事があるのです。

これは、このサイト全体の流れとしても非常に重要な話ですが。
かなり長くなりましたので、続きは次回。

<<前に戻る
>>次に進む
カテゴリートップへ戻る
前世の法則トップに戻る