no.2の法則とは、トップをサポートするno.2がしっかり支えていると発展するという法則です。
簡単に言いますと、サポートする側がしっかりしていると、トップ、またその組織は発展するのです。
逆にサポートする側がしっかりしてないと、発展しませんし、その状態が続きますと、最終的には破綻、崩壊します。
ですから、このようにトップとno.2が上手に循環している事が重要なのです。
そしてno.2は、その力を大きく握っている事はかなり多いのです。
特に現代はトップよりもno.2の力、つまり支えている人が主役になる時代に入ってきていますので、非常に重要な宇宙法則になります。
これは至るところで成立している法則です。
1.男女のno.2の法則
これは男女関係にも当てはまります。
夫婦では、一家の主になるのはご主人(男性)、そしてそれを、妻の支え方次第で、一家の繁栄が決まってくる事が基本形です。
ですから、繁栄している家庭、出世している夫、では妻がしっかりしている事が多いです。
また、この他にもカップルにも言えますし、案外会社組織内でもよく見られます。
男性が主で、女性が支えるのが多いですが、実際には女性がしっかり男性を上手く能力を引き出し循環しているという感じです。ですから、会社組織では、女性陣がしっかりしている会社は発展するようになっています。
一方、女性に反感を買う会社、離れていく会社は大体衰退する傾向が強いです。
人類史の多くは男性性が強かったのですが、現代では女性性が強くなってきています。
これも次元の転換としては重要な意味があるのです。
no.2が主役になる時代でもあるのです。
2.会社のno.2の法則
会社でも繁栄する場合、no.2がしっかりしているという法則があります。
それは、専務だったり、副社長だったり、役員だったりします。
家族経営なら、ご主人(社長)を支える妻、また最近では奥様(社長)を支える夫というケースも増えてきています。
no.2の人がしっかりしていて、トップと上手く循環していますと、その会社は発展する事が多いです。
また家族経営なら、支える妻がしっかりしていて、トップ(ご主人)と上手く循環していますと、その会社は発展します。
またこの他にも関係性としては、
上司と部下の関係。
先輩と後輩の関係。
も同じように当てはまります。
この場合も、部下や後輩がしっかりしていて、その上の方と上手く循環していると、その部署は発展や好業績になる傾向が強いです。
この他にも会社と仕入れ先の関係、出入り業者との関係も似ています。
とある仕入れ先があるから、発展している会社。
とある出入り業者のお陰で、運営が発展している会社。(近年ならOA化、IT化、システム化、機械化をしっかりしているとか)
サポートする側が、その実は、組織運営で実質的主役になっている事って多いのですね。
このように、no.2がしっかりしていると繁栄するようになっています。
逆にサポートする人(no,2)とうまく行っていなかったり、場合によっては、サポートする側の人が辞めたり、逃げたりしますと、会社が一気に悪化、倒産するという事もよくあります。
立派な社長を目指すという意識。
立派な会社を目指す意識。
立派な上司を目指す意識。
というのが20世紀までの、基本的な意識、価値値観だった思いますが、今後は
(社長から見て)優秀な役員を作る。
立派な会社というより、社会(仕入れ業者、出入り業者)にとってお役にたてる会社を作る。
立派なリーダーを目指すというより、立派な、優秀な部下を作る。
という意識の方が重要になってくると見ます。
3.スポーツ界のno.2の法則
スポーツ界では、この関係性は非常に良く見られます。
そして判り易いです。
プロ野球では、
監督とヘッドコーチの関係だったり。
選手とコーチの関係だったり。
選手と監督の関係もあります。
選手と監督の関係でも、監督が主、選手が従型もあれば、選手が主で監督が従のような関係も近年目立ちます。
従来の監督では、監督が主で、選手が従のケースが多かったのですが、近年では、選手ファーストという言葉が出てくる事もあって、何か関係性が逆転してきているなあ。
という感じなのです。これも時代の流れですね。
ゴルフでは選手とキャディの関係だったり。
テニス界では、選手とコーチの関係性はかなり影響度は大きいようです。
しかし、やっぱり選手を上手に能力を引き出しているのはコーチや監督次第の所が大きく、これはいつの時代も変わらないのです。
最近では、選手よりもコーチが目立ったり、取り上げられるケースが増えてきています。
実は支えている人の影響力は非常に大きく、現代ではかなり目立ってきている傾向があります。
4.歴史上のno.2の法則
歴史上でも陰で支えている人がしっかりしていますと、繁栄する事が多いです。
織田信長と太原雪斎ですとか。(これはあまり表になっていません)
足利義昭と織田信長ですとか。
また、織田信長と明智光秀ですとか。
豊臣秀吉と千利休はうまくいかなかったので、その後政権崩壊に繋がっています。
徳川家康と天海上人ですとか。
戦国時代では実はこの法則があらゆる所で非常に上手に働いていたのですね。
天皇と蔵人所陰陽師(最上位の陰陽師)ですとか。
成功している場合、やはり名参謀が付いている事は当たり前で、その方と上手くいくかが発展の鍵となるのです。
この他にも、君主とその妻との関係性ですとか。
また、国王(君主)と占術師との関係もかなり大きいです。(これこそ表になりませんが)
5.no.2の法則、悪用で多いのが院政
この法則を歴史上悪用する事が多いのが、院政です。
主になる者が幼少すぎたり、権力が無かったり。それを逆手に取るのです。
実際に運営している者が、陰から糸を引くのですね。
そして、これがかなり上手く行く事が多かったのがこれまでの歴史です。
実際、似たようなパターンでは、政治に絡む所では至るところでよく見られます。
会社でも会長職に退いて、後から糸を引くケースもよくあります。
しかし、これはいつの時代もよくあったのですね。(勿論全てが悪用はありませんが)
6.宇宙のno.2の法則
銀河系と太陽系
太陽と諸惑星
地球と月
その殆どは上手く関係性が成立していますが、これも上手くいかないと、破滅的な事にもなりかねないのです。
ノアの箱舟の時には、月から水が大量に降ってきたようです。
つまり地球と月の関係が上手くいっていなかったとも言えます。
地球上が主なので、主の地球が乱れていたのでしょう。
太陽と諸惑星もそうで、フレアー、磁気嵐がよく起こる時は、太陽系内に乱れがあるという事です。
この時、地球にも乱れが多いからと見ています。
ちなみに太陽の外層大気はコロナです。
つまり、地球上でコロナ騒ぎになっているのは、太陽でも異常が発生しているという状況としての型でもあるのでしょう。
太陽では、支えているコロナと上手く関係できていない。
地球では、支えている自然界と上手く関係性が保てていない裏返しでもあるのです。
7.人間と自然
例えば、この3000年程で言えば、地球上の歴史の中心は人間でした。
ところが、現在人間を間接的に支えている、
動植物達、またこの他の自然達が主役になりつつあります。
その現れが1つは地震、といった天変地異ですし、コロナウイルスといった疫病もそうです。
ですが、今後求められているのは、人と自然との和合ですね。
快く自然に支えてもらえる。
そして人間も自然に与えていく。
良好な関係性が求められているのです。
8.まとめ
今回はno.2の法則でした。
no.2が時代の主役になりつつあるのですが、一方でトップもno.2的要素を持つ事を要求されているとも言えるのです。
実は誰もがトップとno.2になる事が求められているのです。
これまでは主が従どちらかしか選択できませんでしたし、
トップかno.2のどちらかしか選択できない事が多かったですが。
現在は、従、no.2が強くなっている時代。
と同時にno.2はトップの要素が求められ、
一方でトップはno.2の要素が求められる時代になっていきます。
一切の和合が近未来に待っています。
人間は主であると同時に従である事も満たしていく必要があるのですね。
そして、現在、人間は、強くなってきている自然界に対して、従であり、トップである事が求められているのです。