コロナの発生以来、ベーシックインカムという考え方が度々取り上げられてきました。
ベーシックインカムとは、最低限度の生活を保障する為に無条件で国民に一定の金額を給付する施策、の事です。
2020年5月に施行された、コロナ発生による、国民1人当たり10万円給付が最も近いです。
ですが、これは一時金です。
実際には、生活保障費ですから、毎月10万。という感じのものが近いようです。
実は、この思考が恐らく、近未来の世界で根付いていくのでは？と思われるのです。
１．現在の日本では、1人あたり月額支給は5万円位まで可能
Ⅰ．日本で可能な金額は5万円説が多数
日本での社会保障給付額は年間約100兆円で、その内医療費30兆円を除く70兆円を、国民1.2億人で割ると、
1人辺り年間約60万円。月額給付は5万円は可能、という説が一般的です。
この案を唱えている方はかなり多く、実際に月額給付5万円は現時点では可能のようです。
財源は、所得税、消費税、法人税、相続税、固定資産税等からになります。
Ⅱ．実際には、8万円位まで可能
一応、私が視た感じではもう少し多くまで可能そうです。（8万円位だそうです）
表の数字が正確では無いからのようです。
Ⅲ．目標は、1人辺り15万円程
一律1人辺り毎月15万程の給付ができれば、ベーシックインカムは可能になると思います。
（現段階ではまだ難しいです）
Ⅳ．アメリカでは十分に可能
ちなみにアメリカは税収が毎年500兆、人口が3.2億人程ですので、1人辺り毎月15万円近くの給付をする事は、本当は可能です。物価も日本に比べ安いので、十分すぎる位です。（ただ、医療費は日本と違って各自持ちですが）
ただ、アメリカはその源泉に様々な問題がありますけどね。
世界中から様々な手法で徴収したお金（米国債、他）による部分がかなり大きい為です。
資産の多くは海外から借りたお金で構成されているのです。
Ⅴ．日本でも、歳出の多くは、ブラックボックス
このインカムベーシックを実現するには、財源が莫大に必要とされていますが、実際の歳出は10兆円位で十分いけそうで、その多くは米国に流れたり（しかも、その多くは軍事費）、国内では防衛費、その他不要な公務員職、公的機関、議員、裏金、賄賂といった所を削れば、10兆もあれば十分のようです。100兆も必要ありません。
また、公共工事に絡む所、ガス工事、水道工事、配線工事、道路工事、ドイツのように一気にまとめて終わらしてほしいものです。何故、ああも毎年のようにバラバラにするのか。近年ではあえて道路が汚く埋め立てられ、すぐ道路工事を発注させる為にしか思えません。
ですから、ベーシックインカムの実現は、十分に可能なのです。
２．ベーシックインカム、実際に実現した国
サウジアラビアがそのようです。
ですが、その財源が、原油だから可能のようでした。
しかも、原油価格が高い時に限定されるようです。
2016年には、スイスでは試されようとしましたが否決されました。
ちなみに、沖縄では2018年に渡口初美（故人）さんが毎月30万円の一律給付を提言され、知事選に出馬されていました。（4位で落選）財源は、消費税を30％にするというものです。
ただ、これは財源が観光収入によるものでしょうから、コロナが発生した場合は、できなくなるでしょう。
実際には、現段階では、確実にできる国。
となれば、現段階では、アメリカ（理論上）、サウジアラビア、UAE、といった産油国位なのかもしれません。
ですが、既に可能な国もある事は事実です。
３．ベーシックインカム、の長所とは
一応現段階で可能な額は、1人辺り5万円の支給。2人でいれば10万円です。
私が視ている限り、本当は8万円程まで可能なので、2人居れば16万円です。
Ⅰ．結婚が増える
すると、結婚が進むでしょう。
2人で16万の補助が毎月出れば、共同で住むには十分な家に住めるはずです。
その上にお金がまだ残る計算になります。
衣食住の基本的な部分は、ほぼ満たせるのでは無いでしょうか。
Ⅱ．子供が増える
少子化にも歯止めがかかります。
夫婦で子供1人で24万の補助が出れば、基本的には
相当安心感があると思います。
子供2人で32万もでれば、もう衣食住はかなり楽になります。
恐らくながら、結婚、子供が増える流れになると見ています。
少子化問題には歯止めがかかるでしょう。
Ⅲ．自殺者、犯罪者、は減る
借金苦にしての自殺等がかなり減るでしょう。
また、盗難といった犯罪も減るでしょう。
Ⅳ．職業に自由度が高まる
補助が出る前提ですと、職業に自由度が高まります。
但し、労働意欲が一旦は下がる可能性もありますが、いずれは自身がしたい道に進みやすくなるでしょう。
（ただ、労働も年々必要性が無くなっています。今後は、AI、ロボット、自動計算で人間がする仕事は減っていきます。）
Ⅴ．学業の自由度が高まる
好きな学業が学びやすくなります。
個人的には、学校は全て国が補助すれば良いのでは？と思っています。
国公立はほぼ全部可能であれば、私立も十分可能と思っています。
Ⅵ．地方が栄える可能性も
物価が安い地方の方が割得になります。
土地も安いですから、より良い家に住む事が可能になります。
ですから、自身が気に入った地域に住む、という選択肢が増えます。
空気の綺麗な地方という事で選択される方、自家菜園をするために地方を選択される方も増えるでしょう。
４．社会福祉も、広い意味ではベーシックインカム
実は広い意味では、社会福祉費も一応はベーシックインカムの考え方とも言えます。
一時金か、そうでないかの違いだけです。
子供手当はベーシックインカムに近いです。
子供がある一定の年齢になるまで、一定の金額を受け取れます。
年金についても、払ったのだから貰うという感覚の方が多いと思いますが、
現在の財源から払っているので、一応は、ベーシックインカムだと思っています。
（実態の感覚としては、支払いの年金は税金、受け取る年金はベーシックインカム）
生活保護も、このような制度は昔はありませんでしたが、これもベーシックインカムでしょう。
このように社会福祉も広い意味では、ベーシックインカムと言えます。
部分的には、ここまでいくつか既に実現してきています。
５．民間のポイント還元も、流れとしては近い
一昔前であれば、ネットショッピングで30％～45％程のポイント還元は普通にありました。
あれは、期間限定ポイント、という事で法人税のカラクリがあるのですが、それでも、ベーシックインカムの流れのモデルにはなっていると思っています。
一応100％還元になりますと、完全なベーシックインカムですが、イメージ的には、残り50％程、補助が出せる世の中になれば良いのです。つまり、文明の発展がもう少し必要とされます。
６．近未来の生活モデルは、ベーシックインカム
実際には、ベーシックインカムには莫大な財源が必要になります。
1人毎月5万円であれば実際には70兆円程必要です。
これを実現するには、諸問題がまだまだたくさんあります。
基本的には、まだ生活水準を上げる努力が必要みたいです。
物価の低下や、技術の向上がまだ必要です。
アンドロイドが1家庭1台、無償でできる時代が来れば、ベーシックインカム完了期？になるのでは。と思います。
いずれ一家庭一ロボットが居る時代になるのでは？と見ています。
そのロボットが様々な役割を果たすのです。
家事やその他雑業を全てこなす時代。
そのような時代が来ると思います。
恐らくアンドロイドですが、当初は高額であっても、各家庭1台、国から補助、ができる状態になれば、
恐らくベーシックインカムは完了の時代に到達すると思います。
ですが、この時代に到達するには、現状の価値観では、どう早くても20年。無償化になるまでは、30年かかると思います。ですが、技術の無償提供等がどんどん進めば、短縮化は可能です。本当は、10年もあれば可能だと思います。
７．まとめ
本来は、全ての技術がオープンになれば、文明がさらに発展する事で、ベーシックインカムは可能になります。
利害が無く、技術がオープンにされる事が進む程、ベーシックインカムの実現は容易になります。
ただ、まだ、全ての人類が実現できるまでの文明力、までは到達していません。
ですが、比較的近い距離に、現在の文明が存在しているのも事実のようです。
技術がオープンになりますと、10年かからないと思っています。
また、これと似て異なるものがあります。
グレートリセット、ゲサラ法、ネサラ法
です。
明日はこのグレートリセット、ゲサラ法、ネサラ法についてお伝えします。
