前世コラム その20. 動物時代は、苦しみだけは覚えている事が多い

前世コラム

人間時代は必ずしもそうではありませんが、
動物時代の転生では、楽しい事は殆ど覚えていないようです。

そもそも、動物は生き抜く為が目的だからです。

肉食獣、爬虫類、その他雑食動物、強い動物の経験は誰でもしているのですが、普段捕食する事は当たり前ですから、この事は別段何も覚えていないのです。

この他にも、同種同士の争いもよくあります。
ナワバリですとか、異性を巡ってですとか、食べ物を巡ってですとか。
(こう書いてみますと、あんまり人間も変わらないかもしれません)

ですが、食べられた事ですとか、同種同士の争いで苦しんだ事は、何故かよく覚えているのです。

この型は人間に転生しても、よくあります。

した事、獲得した事、勝った事等は殆ど覚えていないのに、何故か、された事だけは覚えている人、忘れる事ができない人はかなり多いのです。

このよくありがちな、忘れることのできない、された事だけは覚えている。

この解消法について、今回は書いてみたいと思います。

1.人に転生初期の頃には、された事だけを覚えている傾向が強く出やすい

Ⅰ.動物時代の肉食獣カルマはフェーズ1に集中しやすい

人間転生間なし、特にフェーズ1の頃は、どうしても動物時代のカルマをよく受けます。

肉食動物だった前世は、まずありますので、そのカルマが一気に出る事が多いのです。

この時動物時代のカルマ量が多いと、武士や戦士として転生する事が多くなります。
この他にも、魔術師、黒魔女、等があります。
現代であれば、その道の人ですとか、他の国に行けば傭兵になるかもしれません。

何故か、この転生時は、命をよく狙われてしまいます。
しかも、原因不明なまでに執拗に受けます。

何故かよく判らず、命を狙われてしまうこと。
これは、動物時代のカルマが一気に出る事が多いのです。

そして、ここで話が終わればよいのですが、実際には、なかなかそうはいかない事が多いようです。

通常、人間に転生しても、した事は忘れ、された事は覚えているので、やり返す流れになる事が多いです。

特に、人間に転生初期の頃は、前世からの状況が繰り返しになってしまいがちです。

Ⅱ.小さい頃、された事だけ覚えている理由

小さい頃は特にそうだと思うのですが、人に対してした事はすぐ忘れるのに、された事は結構覚えているものです。

特に、子供同士の喧嘩では、やられたら、やり返す、の繰り返しはよくあります。

それは、フェーズ1の頃の前世の状況、もしくは動物時代の前世の状況そのもの事が多いのです。

小さい頃は、まだ精神的には不安定ですので、その時の状況そのものが出やすくなるのです。

Ⅲ.原因不明のいじめ、濡れ衣の多くは、動物時代のカルマの現れ

このように、原因不明のいじめ、濡れ衣の多くは、人間転生フェーズ1からの繰り返しが多くあります。

また、大抵は、人間時代から始まった訳ではなく、動物時代からのカルマを引きずる事が多いでしょう。

型がそのままなのですね。

長い場合ですと、素粒子落ち前にまで続いている事があります。

そして、また動物時代へ・・・と続くかもしれません。

2.カルマ解消のコツ

このカルマ解消のコツはもう、負の感情を早く手離す事に尽きるのです。

その多くが、動物時代からずっと続いていて、場合によっては、素粒子落ちの前まで続いていて、その前の動物時代から続いている事もあるのです。

実際、私の場合も、素粒子落ち前からずっと続いている、負の感情を持ち合った関係性の人と現世でも出会いました。(笑)

この解決法は、早く負の感情を手離すしかないのですが、その方法は大体次の通りになります。

Ⅰ.前世をずっと見てみる

まず、その負の関係性が続いている人との関係性を、前世からずっと見ていく事をお奨めします。

そして、それは負の感情をお互いに持ち合うことで、ずっと続いています。

Ⅱ.された事はしているのに、した事は忘れている

そして、まず間違いないのですが、形は様々だと思いますが、された事を自分も相手にしています。

しかもそれは忘れているのです。

Ⅲ.遠い昔程、酷い事をしている

それも、遠い昔程、酷い事をしていたりしています。
それは、今サイクルよりも、概ね素粒子落ち前の方が酷いです。

また、動物時代に、自身が強すぎたかもしれません。

つまり、されて嫌な思いをした事、それを自分が遠い昔にしているのです。

この事が判りますと、もうこのサイクルから抜け出したいと思うはずです。

もし、自身の前世が気付いていない場合であれば、是非この事を伝えてあげてください。

Ⅳ.前世には、因果を教える事も重要

後、このされた事だけを覚えている場合、その前世の殆どが、因果を知りません。

前世と出会った場合、必ず伝えてください。

因果を知らない場合、前世のその前世でも、自身の都合の良い部分しか受け止めな事が多いのです。因果は、誰もが知っている訳ではないのですね。

先述した通り、1から流れを伝えてあげてください。

ですが、最初は良い方の因果を伝えてあげることも重要かもしれません。

そして、腑に落としてあげてください。

Ⅴ.負の感情を手離す事ができるのは人間だけ

そして、負の感情を手離す事ができるのは、基本的には人間だけなのです。

動物時代では、悟りを開かない以上まず無理ですし、基本的に動物では無理なのです。

実際、人間であっても誰もが手放す事ができる訳でもありません。

そこで、一番良いのが、このように前世を伝えていき、腑に落とさせる事なのです。

3.人間は楽しむ事ができる

殆どの動物では難しい事ですが(イルカは楽しんでいる事が多い)、人間は、楽しむ事ができる動物です。

つまり、前世からの負の感情部分を理解しますと、最終的には、負の感情部分を取り除く事ができるようになります。

負の世界が無くなりますと、苦の世界が消えていきますから、後は、楽しむ世界に没頭する事ができます。

そして、人間の前世でも楽しんでいる前世に、どんどん繋がりやすくなっていくようになります。

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