次元上昇で気をつけないといけないのが、自身が前の次元に戻ってしまうという事です。
能力的なものが落ちるという事はほぼ無いのですが、精神面については、気をつけないと現世より次元が低下することもあるのです。
特に悪とは、役割である事を判っているかどうかで大きな差を生みます。
判っていないと、前世に比べ悪くなる事も多いので、次回の転生はその為のやり直しですとか、場合によってはさらにひどい境遇におかれてしまう事にもなりかねません。
この事態は避けたいですよね。
今回はこの事について御伝えしたいと思います。
1.広い意味では善悪は無い
そもそもですが、広い意味では善悪はありません。
これは自身のライフレコードを見てみると判ります。
現世からみると、時代背景もありますが、今だったら絶対にしないな。という事をしていたりする事もあります。現世から見ると悪でも、当時の前世からみると善と思ってしている事もよくあります。
悪とは前段階の事を悪と見える事が多い。
これを悪なのですね。
例えば、よくあるケースが争い、戦争です。
動物時代や、とある時代の国家では善かもしれません。
ですが、悪と現代の日本人だったら多くの人が思うはずですが、それはライフレコード上、前世でそのような経験をしてきて、もう前段階の事だから悪と感じるのです。
2.悪に対峙する時は、カルマ解消のチャンス
そもそも、自身が悪だと思っている場合、関わらない事が最善です。
場合によっては、必ずしも自身が解決できるとも限らないケースもあります。
ですが、それでもどうしても関わらないといけない事もあります。
それは、学校、職場、家族、配偶者。これは関わりを避ける事が難しいですよね。
実は、このような場合、カルマ解消を求められているからの事が殆どです。
実は悪と対峙しなくてはならないのは、カルマ解消の為なのです。
3.注意が必要なのは、悪を憎まないようにすること
悪と対峙する時。
気をつけないといけないのは、悪を憎まない事です。
悪を憎むのは、ついついよく陥ってしまいがちですし、誰もが経験する事だと思います。
ですがそれは、前世の自分を憎んでいる事と同じなのです。
悪と思っている存在。
その殆どは、前世を含む前段階の自分なのです。
身に覚えが無いような場合、本当に遠い前世だったり、場合によっては動物時代になるかもしれません。
特に、感情面では、動物の前世に繋がる事も珍しくなく、その場合で負の感情が入ってきますと、動物の前世に引張られてしまうこともよくあるのです。
日常的には、悪を憎み、悪を無くするのが正義という話って結構多いのですが、それは自身の前世を憎んでいる事と同じで、自身の次元低下の元になるのです。
報道等ではそのような事がよくありますので、その次元に堕ちないよう気をつける必要があります。
また、転生している以上、学びや学びの習得には、早いか遅いかは必ずありますので、この観点で言えば、善悪はあるといえば必ずあるのです。つまり悪って完全に無くなる事が無いのですね。
4.悪は役割
このように悪と思う存在とは、前世の自分のどこかに存在しています。
もし、自分がしたという感覚が無いのであれば、それは動物時代の前世にしている事が殆どなのです。
ですから、悪を憎んではならないのですね。
現に人間は動物の一面を持ち合わせていますし、動物の前世が無い人もいません。
ですから、悪って役割なのです。
悪って、全て聖化する為にあるのですね。
そして、繁栄弥栄とは悪の聖化の連続なのです。
5.敬意する相手が、遠い未来の自分の可能性も
逆に自分の方が前段階で相手が先に進んでいる事もよくあります。
部分部分で比較しますと、相手の方が必ず優れている点はあるものです。
ですが、その多くは、数転生以上続けてきているから相手は優れている事が殆どなのです。
もし、その人の存在に追いつきたい、身に付けたいというのであれば、努力していきましょう。
(ですが、案外、追いつきたい存在、尊敬する人って、自分の未来世である事もよくある話なのです)
仮に、現世で達成ができなくても、経験は身に付いていますので、次の転生まで持ち越してもよいのです。
6.まとめ
こうしてみますと、善悪は役割である事が判ります。
実際のところは、早いか遅いかという事なのですね。
ただ現実的には、負の感情が入り込む事が多いので、それが原因で次元低下する危険性もある為注意が必要なのです。
実際、このように善悪に関する事で、ついつい負の感情が入り、次元上昇の足を引張ることが多く、特に悪を憎む、悪く思う、という事が原因になる事は本当に多いです。
ですが、ライフレコード全体から見ますと、善悪って、結局早いか遅いかだけですので、負の感情が入る事自体が馬鹿らしいのですね。
悪は善段階である事が判れば、前世の自分も近い事を必ずしていますし、負の感情の発生は無くなってきます。