これまで右半身が痛む前世はいくつもありましたが、ちょっと今回は部位も特殊で、この日は急に右ひざが痛くなったのです。
ヒーリングの先生も、右ひざを触りつつお話しましたので、先生がちょっと大変でしたが。
ちなみにこの時は前世が2つ出てきています。
1つ目の前世は確認しただけ。浄化の中心は2つ目の前世の方です。
しかし、この2つに共通するテーマがあります。
それは男らしさ?って何、
という所ですね。
1.痛む部分
右膝、すねの上側。
この日、前世ヒーリング直前に急に痛くなってきましたので、この部位を見てもらいました。
ちなみに、ヒーリングして貰った日は2019年5月5日。子供の日でした。
2.1つ目の前世。ドイツ第1次世界大戦
1892年~1954年。ドイツ。転生回数195回目。
第1次世界大戦の時。
戦火に巻き込まれ、右足を失う。
この為、兵役は免れるというもの。
当時は国の為に戦争に行けなくて、何か恥じている部分があるものの、家族と一緒になれた事は幸せにも思っていたようです。足を失った時、妻子は既に居たようです。
現世の私も、戦わずに済んでいるので良かったと思っています。
ヒーリングで見てもらったのはここまでです。
彼は、存在を伝える事が主な役目で会話は一切していません。
Ⅰ.後から気付いた事
今回アップするにあたって、彼のその後に繋がって見ました。
存在そのものにどういった意味があったのか。
もうちょっと深い所に自身で繋がってみたのです。
本当に苦しかったのは、足を失った第1次世界大戦の時ではなく、第2次世界大戦の頃のようです。
ドイツの軍国主義。
多くの人が護送車やトラックに乗せられて連れて行かれる光景。
この事自体も心苦しいのですが。
日々、人が減っていく感は、それはリアルに感じられた。
そこには人種は関係なかった。
戦争がある、という事は人が減っていくという事。
やはり戦争そのものの存在が間違っていると思った。
本当に早く終わって欲しい。
それだけを祈った。
彼は足を失いましたが、家族と一緒になれたから良かった、との思いがどんどん強くなったようでした。
Ⅱ.彼が変わった部分
この時、男らしさって何だろう?と、少し考えていたようです。
命を賭けても戦うのが男らしい。
第1次世界大戦の時、足を失った頃や、若い時はそう思っていたようです。
ですが、第2次世界大戦。こちらの方が状況が圧倒的に酷かったのです。
男は本当に居なくなる。
また、女性もかなり居なくなった。
この状況そのものが、間違っていると痛感したのです。
戦争が始まって本当に思った事。
戦争で、戦う事は守る事にはなっていない。
戦う事は、街を守る人が居なくなるという事。
まず、街を守ること。
それが、男性の役目だと思ったようです。
ちなみに彼は、右足を失いつつ、町役場で働いていたようです。
3.2つ目の前世 室町時代奈良
1399年~1473年。室町時代 奈良。106回目転生。
彼は地元の村で、農業、狩猟、土木、ありとあらゆる事に携わっていた。
村の男として、彼は男らしく生きたいと思っていた。
そんなある日、牛車を使っていた時、つまづき、足を車輪に轢かれる。
以降、右足膝から下を失う事に。
当時、力仕事は男性の役割だった。
彼はその後、力仕事ができなくなり、男の役割を奪われたと思い、自暴自棄になる。
家では外の小屋に1人で住み込み、塞ぎこんでしまう。
4.実際の会話
彼が足を無くしたのは20代の頃。
当時、村人が男に求めていたのは、やはり力仕事。
力仕事がどれだけできるかで、男らしさを測られている所もありました。
近世までは、普通の事ですけどね。
彼も例外なく、村の為に男らしく生きたいと思っていました。
実際、足を失うまでは、農業、狩猟、村の土木(治水等)、元気に働いていたようです。
しかし、牛車を押しているとつまづき、牛車の車輪で轢かれ、足を失うことに。
力仕事では、何をするにしても、足の支えが重要だ。
農業はほぼ力仕事。運搬の仕事。土木。狩猟でも。何にしても足を使う。
このようにして最初は、失意で一杯だったのです。
家族も、その事を決して責めるわけでも無かったのですが・・・。
Ⅰ.足を使えなくてもできる仕事がある
最初にした私からのアドバイス。
「どんな職業でも、極めるのは男性の事が多い」
「それは、手だけでもできる仕事はある」
「例えば陶芸はどうか?」
最初は芸術系をちょっと奨めてみたのですが、その時代では村にそれがあんまり求められていないとのこと。
そこでちょっと提案しなおしてみました。
「例えば、間接的に役に立てるものはどうだろう。手を使ってできるもの。得意なもの。」
彼はここで何か役に立てると思ったようでした。彼のエネルギー波が変わります。
その時、彼も私も、第1感で思ったのが、武器職人。
これまでの前世、自分の気質。そういった意味では武器職人が適任かなと思ったのでした。
実際、彼も武器を作ろうと思ったようでしたが・・・。
Ⅱ.ミラクルアドバイス
しかし、ちょっとここで思ったんですね。
武器職人になるのは、戦いを助長する事でもあるので、負のカルマを蒔きそう。
だから、他の道は無いのかな、と。
もうちょっと、自分の得意分野。的な事も踏まえて、もう少し間接的なものとして。
例えば、戦略系ですね。罠をしかけるとか、こちらも得意と判っていたので、
「直接、殺傷するものではなく、もうちょっと間接的なものはどうか。罠仕掛けとか。それも獣向けで」
と提案すると、彼は、
「それだ!」
という事で小屋での引きこもりをそこで終える事になりました。
今こんな所で引きこもっている場合じゃない。と、すぐに、動物の足跡を調べ通る道等、様々な研究をその時より始めだします。
獣を捕らえるといった罠仕掛けをする者が、当時村では居なかったようでした。
(今の時代であれば、別に何でもない話だとも思うんですが。)
それ以降、イノシシや鹿と言った村の農作物を荒らす獲物を捕まえる事ができ、同時にその獲物も村人の重要な食材ともなったようです。1石2鳥ですね。
こうして彼は罠仕掛けを自分の村に限らず、隣村までどんどん拡げていきます。
さらには、村では何かとアドバイザー役となっていったようでした。
ちなみに私が提案した時は、武器職人よりまし、程度の感覚でしたけどね。
そこまで深く考えていた訳でもないのですが、思いの他良い提案になったようです。
自然体で出たミラクルアドバイスだったのです。
5.まとめ
彼の大きな変化は、人の争い向けの武器職人から、村の獣退治に変わった事。と同時に農業生産にも貢献したという事にあります。
当時において、食料は最も重要な問題でしたので、一番良い働きをしているのです。
何よりも、彼の魂がとても生き生きしているのですね。
彼は男らしさにこだわりを持っていました。(人間に転生して間なしですからよくわかるのですが)
当時の価値観は力仕事をこなすことが男らしさの価値観の1つでしたが、力仕事でなくとも男としての役割を果すことができる。特に、
当時の常識以外に答えがあった。
これは大きな学びだったようです。
やはり最初の道(武器職人)に比べると、格段によくなったようですね。
多くの人が喜ぶという点でも、武器職人よりも、獣の罠仕掛けの方が良かったのでしょう。
当初の道よりは全然良い道を歩む事になったと思っております。
この2人に共通している点は、男らしさって、時代の常識とは違った所に答えが行き着いている所です。
常識の外側に答えがあることもある。
常識に捉われすぎないように。