前世療法体験談 vol.4 戦争の地獄 十字軍宗教戦争の前世

前世療法体験談-ゆう斎が受けた前世療法

今回は、私が前世療法をして出会った3人目の前世です。

実は前回のサウジの前世は4人目の前世でした。出会いそのものは前回の前世より早かったのです。
しかし、彼が本当にカルマ解消ができたのが、なんとその半年後の事だったのです。

さらに、そこから半年経過し、ブログに掲載しようとしますと、なんと下書きのメモパッドが真っ黒になって固まるという事態に。パソコンが固まるというのは、よくある事ですが、メモパッドが真っ黒になって固まるのはさすがに生まれて初めて。これは驚きでした。後から気付いたのですが、実はアップする日に原因があったのかもしれません。(最後まで読みますとそれが判ります)

ちなみに、今回ご紹介する前世は、私の全前世の中でも6番目に重い前世です。前回サウジの時は全前世の中9番目の重さでしたが、重いのが苦手という方はここで読むのを止めて頂いた方がいいかもしれません。

それでは十字軍時代の前世。のお話をしていきます。

1.痛む身体の場所

私の右半身では、あちらこちら痛い所があったのですが、右肩裏側の食い込むような痛みの他に、首の右側真中辺り部分。これは若い頃からずっと痛かったのでした。

またカイロに行ってはズレが発生するのは決まって、この首の右側真中辺りだったのです。

痛い所はそれだけカルマを抱えているという事は判っていましたので、その部分を診てもらう事にしたのでした。

2.371回目の転生 スペイン A.D.900年後半~1000年頃

この時は十字軍に従軍していました。
場所はスペイン~フランスにかけて地中海近辺だったようです。
世界史ではレコンキスタとも言われています。

自軍は十字軍なのでキリスト教。
相手はイスラム教でした。

自身は複数ある軍隊の1つを率いる軍団長の立場だったようです。数千人程率いていたようです。

この時の戦争の元になっている部分は宗教。
信教の違いから発生したものでした。
紀元後~中世の西洋ではよくある事です。

この前世の時、私の最大の苦しみは、
宗教戦争で納得いかないまま戦いを率いていた事にありました。

キリスト教は信じていましたし、キリスト教は良いものだと思っていました。
当然、キリスト教を信じる人が悪いとも思っていません。
また、キリスト教を崇拝していた王様も間違っているとは思っていませんし、信じていたのです。

一方、戦争相手のイスラム教徒の人達は悪い人達なのか。
と言えばそうとも思っていませんでした。
そもそおイスラム教がそれ程悪いものとも思っていません。

この中で唯一おかしい、と思ったのが、
王の命令により、イスラム教徒を殲滅しなくてはならなかった事。

この事にずっと納得ができていなかったのです。

そして、自身は最終的には攻め込み戦うことに。

最後は首を斬られてこれ以上戦わなくて済んだので、心のどこかでホッとして亡くなっているのですが、やはり戦わなくてはならなかった事に納得ができていない。

これがヒーリングの先生から聞いたお話でした。

3.彼との対話

今世の私は、まずこう思いました。

戦わずに済むように持って行く。
これはあらゆる観点で最善策なんですね。

孫氏の兵法は、現米軍ではもう常識くらいになっていますが、その一番最初に出てくる事が、戦わないのが最上の策という事があります。被害が出ないという事もありますし、何よりカルマを最も蒔かずに済みます。

まず、私はこの事を提案をしてみました。
「戦わなく済むようにはできなかったのか?」

これに対し彼は
「戦わないという選択肢については、自分は王ではないので、決定権が無いのでそれができない。」
との事。

次に、逃げるという策。しかし、部下を巻き添えにするので基本的にダメ。
さらに自分も家族がいるので、逃げれば当然家族は裏切り者扱いですし。(かと言って自身が死んだ後では妻は女手1つで子供達を育てなければならないですが)また兵隊達も戦うより退却した方が恐らく人がたくさん死ぬことになるし、この選択肢は無いのです。判っていたのは承知の上で、念の為聞いてみたのですが、同じ意見でした。

最後に降伏するという選択肢。これも絶対に無いようです。自国民が総奴隷化するからダメ。

どの選択肢も地獄なのです。
これが戦争。
王ならまだ策を変更する事もできなくは無いのですが、それもできない。

しかし、もっと苦しんでいた事があったのです。

何よりも本音を語れる相手がいなかった。

理解者がいない。
本音で語れる雰囲気ではない。
家族、王様、軍の関係者、兵隊。
どこにも居ないのです。

この事が最大の悩みだったようです。

ですが、最後にこう答えてくれました。
「ああ、でも理解してくれてありがとう。」

この瞬間、首の痛みが7割型無くなったのですね。

この段階では、最終的な結論は出せませんでした。

私の前世の多くは日本です。日本でも戦いの前世は多くありますが、その日本の前世と大きく違う所。

なるべく戦わずに済ませる。
死んだ事にして生きる。(逃げるとは少し違う)

この辺りの東洋的思想が通用しないのです。

白黒はっきり付ける。勝つか負けるか。ひたすら進む。ひたすら獲得する。負けると終わる。
このような世界観ですね。

後、「有るのが良い」という理解はあるのですが、「無ければ良い」という発想があんまりないのも特徴です。
例えば、断捨離という発想はあんまり無いのです。

「何故、宗教で戦いをしなければならないのか。」これが次回の課題となりました。
ですが、その時、私も良い答えが浮かばず、半年以上、間を置く事になったのです。

4.2回目、2019年6月29日に首の痛みが無くなる

その後、半年間ぶりでしたが、多くの前世の自分と会っている内にぱっと彼の事を思い出したのです。

その半年間では多くの前世の問題を解決していったのです。
そろそろ助ける事ができるのでは?と。

事前に戦いを起こさないようにはできないのか。という点が当初フォーカスしていた所です。

そして、再度受け彼と話してみたのです。
作戦系の事ではある程度納得していたのですが、しかし、そこが彼にとって重要な部分ではありませんでした。

彼の一番の悩みどころ。
「何故、キリスト教の教えでありながら、人を殺さなくてはならないのか。」
ここなのです。この部分は結構深い悩みだったのです。

思いつくだけはアドバイスしてみましたが、イマイチ手ごたえはありませんでした。
しかし、帰り間際にこれだけは伝えておきたい事が急に思い浮かんだのです。

それは、前世の経験というより今世の経験からでした。
これまでの会社や宗教(中高がカトリックだった)、その他人間関係あらゆる所で同じですが、1つだけはっきり確信している価値観がありました。

「団体化が進むとおかしな方向に進む時期がある」
「3人集まれば社会の始まりで、納得行かない方向に進むきっかけにもなりやすい」

という事です。

団体化とは、理念がずれ始める事は普通です。
それは個人の集まりだから。

1対1なら遠慮なく相手に伝える事はあっても、3人集まれば本音は抑えて、合わせるようになって普通です。
その結果、本音が言えず、思いがまとまらない。
いや、まとまらないからこそ合わせる。
という事は仕方ない部分があるのですね。
(だから私は実は話をする時、1対1でするのが一番好きです、本音でしゃべりやすいからです)

3人以上集まって、これに利欲が加わる事も勿論あります。人間ですから。
その結果、必ずしも正しい方向に進むとは限らなくなってくるのです。

このような事を伝えたのです。

すると、彼は急に腑に落ちたように言いました。
「王様は神の言う事をそのまま伝えているものだとずっと思っていた。それは違った事が判った。ありがとう。」

そう言って納得したのです。
そして首の痛みが完全に抜けたのです。

つまり、そこにあったのは神ではなく、利欲だったのでしょう。

利欲と言えば聞こえが悪いかもしれませんが、多くの人の利益を考えれば自然と連動するものかもしれません。
勝ちたいとか。負けられないとか。

団体化は良い方向に行けば良いのですが、利欲によって曲がった方向に進む時がある。

というより、王は、神の言葉を伝えているのではなく、人として言っていた。
これが彼が知りたかった事なのです。

ですが、彼は相談できる相手がいなかった。
というより相談できる雰囲気では無かった。
それは王様、軍に関わる人々、兵隊。家族。
誰にも相談できなかった。

戦争というものはその価値観自体がどうしても絶対化していくもので、相談すらできない。
もう、止められなくなる。そのようなもののようです。

身近の人にも本音が言えないのです。

彼は最後には納得したのですが、私自身は納得しきれないものがありました。
余りにも酷い結末だったからです。

もっと事前に、宗教戦争を防ぐ術は無かったのだろうか。
この時に本当に深く思ったのです。

5.後から判った事

Ⅰ.現代でも宗教嫌いな人が多い理由

利欲で間違った方向に進んでいる新興宗教は論外として。

例えば、何故だか、キリスト教が嫌い。キリスト教が苦手。
という人もそれなりにいると思います。(勿論、他宗教でもあると思います)
しかも特にその理由が明確でないのにも関わらずです。

それは、前世で宗教に絡む所で、理不尽な経験やしんどい目に遭っているからなのですね。

実際に前世で宗教を日常で経験している人。
そして、それによって苦しめられた人は結構多いと思っています。
その時代は長いですし、国も多いですから。

特に国家に宗教色が強い時代程、その苦しさは深刻なものも多いです。

有名な所では中性ヨーロッパの魔女狩りでしょうか。
キリスト教の威信をかけ、キリスト教会の都合が合わない所では、かなり多くの人々が理不尽に処刑されました。
これは処刑される側もそうですし、する側で苦しんだ人も多いと思います。

また、宗教戦争はどうしても行き着くところ戦争になってしまう事は歴史上多々あります。特に実際に戦争をする兵隊がそこまでしなくてはならないのか?という疑問を抱きつつ戦った人は多くあると思います。現代でも続いている所もありますので、やはり深刻な問題です。

時代、場所によっては、さらに生贄があったりもしましたが、基本的に全て宗教観が利欲、もっと言えば愛の欠落により曲がっている事から始まっています。

戦争は、突き詰めますと、全て愛の欠乏から始まっていると思っているのですが、皆様どう思われますか?

Ⅱ.登場人物で今世でも関係している人

王に仕える自軍の専属占い師さん・・・2018年に出会った6人目の占い師さん
自軍の黒魔女・・・2019年に入ってから出会った大阪の先生
相手軍の魔道士・・・2019年に入ってから出会った京都の先生

この時に出会っている人は今世でも出会っています。
もうちょっと詳しく調べれば、まだまだ出てくるかもしれませんが、それなりに重要なポジションでご一緒だった人達です。

自軍の専属占い師さんとは、本音で語れるポジションでは無かったようです。
何かと複雑な思いはあったと思いますが、あくまで王様に仕えていますので、どうしても王様寄りの意見だったでしょうし、私にはその上での会話しかできていなかったと思います。結果、仕方なく割り切った関係にしていたようでした。

自軍の黒魔女さんとは、立場上、対等ではありますし、比較的深い関係でした。
この方は前世全般的に、戦争等でどうも協力関係になる事が多いようです。
ですが、戦争というものはやはり恐ろしいものです。
もうお互い鬼人の会話だったと思います。
選択肢は、その当時では戦う。しかありません。その上での作戦決定でしたから。
戦争で、戦う、という決定を下すのは平和な現代から見ると本当に地獄です。

相手の黒魔道士さんは、イスラム軍の軍師ですね。前世では敵、味方共に経験していますが、いずれにしても畏れ多い存在です。この時の前世では敵ではありますが、ある部分では尊敬していますし、認めていますけどね。

ここに出てくる3人の方々は全員重いカルマを作ってしまっていますよね。
これも戦争が地獄たる所以です。

ですが、この記事を書いている2020年1月3日段階では、
条件を満たせば、書き換えを起こせるとも思っているのです。
重いカルマごと、変えられる可能性はあると見ているのです。

6.まとめ

やはり戦争って本当に思うのですが、全て愛の欠乏から始まっていると思うのです。

宗教そのものは元来悪いものではありませんし、そうではない所からスタートしていると思っていますが、団体化すると時間経過と共に曲がっていくのは必然だと思っています。
人はどうしても利欲があるからです。
階層が生まれたり、財力で権力が生まれたり、最終的には利欲の手段になっていく事が殆どではないでしょうか?

宇宙の法則とはかけ離れていく事が多い・・・というより、利欲が絡むと、まず宇宙の法則とは違ったものになると思っています。

前世の彼は、一応悩みは解消はされました。
ですが、この結末は本当に酷いものですし、実際まだ私の中ではこのまま終わらせてはならない。
できれば書き換えを起こし、この前世ごと違ったものに変えたいとも思っています。

この前世療法を受け終わった時には無かった発想ですが、今となればこのような思いになってきています。

彼の思いを無駄にしないようにしようと思えば、やはり

事前に戦いを起こさないようにしなくてはならないと思っています。


それには愛の欠乏を防ぐ事が重要に思っています。

この記事をアップする今朝、どうも米軍がイラン軍に向け戦いを始めたようです。(2020年1月3日)

本当はこういった事が無くなっていってほしいのですが。

戦争が無くなるよう。
そして、愛が満たされた、戦争の無い世の中を実現できればと思います。

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