支配されたい願望。
実は、多くの人が転生の過程で、必ず抱いてきた思いなのです。
何故なら、人類史のその殆どが封建時代、主従関係の時代であり、つまり支配する、されるの関係が長く続いてきたからなのです。
ですから、例えば、国家君主が絶大な存在であれば、その国家はとても楽に運営されるのでは、と思う人、願う人は結構多いと思います。
現代の政治は、民主主義社会で、投票によって代表を選ぶという事なのですが、それが上手く機能しているかどうかは、このコロナの一件でも多くの方が感じられていると思います。
共産国家では、独裁の危険性があっても、それがもし、理想的な君主であれば、理想国家の実現がありうるのでは、と、誰もが一度は思ったりすると思います。
これと型としては、よく似ているのですが、
理想の人にリードされたい。
場合によっては、
理想の人に支配されたい。
というのも古来よりよくある願望なのです。
ですが、この支配されたい願望は、本来のゴールには絶対にならないのです。
今回は、支配されたい願望の行く末について書いてみたいと思います。
1.支配による平和到来は絶対に無い
救世主到来願望とは、実は、支配されたい願望が、いきつく所と同じと見ています。
ですが、これ、はっきり言っておきます。
絶対に無理な話なのです。
Ⅰ.支配による平和は、一度も無い
過去の歴史を見ても、誰もが納得できる君主って、1人として存在していません。
絶対的存在になりえそうな人。
それは、救世主的存在として現れたキリストや釈迦といった聖人君子だと思うのですが、実際にはキリストは最後命を落としましたし、釈迦も君主からは離れていく立場になりました。
支配、君主という形を取らなかったのは、
支配、君主という型自体、愛の循環が失われ、永続性が無い事が判っていたからなのです。
もし、その型で未来永劫の愛の世界を築けるのであれば、キリストもそうしたでしょうし、釈迦も解脱後、君主になっていたはずです。
Ⅱ.支配エネルギーは、愛が循環しない
支配エネルギーをよく見ますと、エネルギー循環が殆どありません。
ギブアンドテイクが基本なので、線的関係なのです。
そこで多い少ないが発生しますと、必ずエネルギーバランスが崩れます。
支配する側が過剰に奪う事が殆どですが、これがより過剰になったり蓄積しますと、支配される側が、クーデターを起こす事になります。
そこには愛の循環が無いのです。
Ⅲ.行き着く先は、負の想念が殆ど
行き着く先は、結局、支配する、支配されたという問題となり、
やはり負の想念が残る事が大半になります。
そこでは、
バランスが保たれても、ギブアンドテイクの線的関係。
バランスが崩れると、負の想念の発生。
どちらかになります。
また、バランスは保たれていても、ギブアンドテイクが基本なので、負の感情が残るケースも多いです。どの国でもそうだと思うのですが、常々政権に不満を持つ国民が居るのは、ギブアンドテイク型が基本だからです。
いずれにしても、愛の循環が少ない為、次元上昇の可能性が低下します。
実際に現代の多くの場面が、このケースであって、それは最終的に素粒子落ちする可能性が高くなります。
愛の循環そのものから忘れるからです。
それが現在の環境破壊にも繋がっています。
2.流れを変えるきっかけは、愛の循環があるかどうか
このように、支配する、されるはエネルギー循環が少なく、愛の循環量が少ないのです。
流れを変えるきっかけは、愛の循環を増やす事にあります。
Ⅰ.まず、支配から脱する意識が重要
構造的に支配される側で一番問題なのは、基本受身という事です。
そして、待つ傾向が強いです。
それは、エネルギー循環が働いていない事が殆どです。
待てば現れる。
負の想念を抱いてでも救世主を待つ。
しかし、待っていても現れる事はまずありません。
自分からエネルギー循環を止めているからです。
実は救世主到来を待つ事そのものが、救世主を支配している事、結局救世主を無き者にしている事と同じなのです。
待つのは、愛の循環が殆ど働いていないのです。
Ⅱ.待つのではなく、自分から与える
このように、待つのでは、いつ到来するか判りません。
その為には、自分から愛の循環を起こす方が速いのです。
それは自分で自分を救う事になるのです。
つまり、自分から愛を与えていく方が早く実現していきます。
Ⅲ.一番簡単に循環を起こせるのが、自分の前世
そうは言っても、自分のできる範囲内でしか、動く事はできません。
そこで、誰もがエネルギー循環を起こす簡単な方法。
まず自分の前世からあなたが先に救ってみてください。
つまりそれは、前世ヒーリングです。
それは、自身の前世、誰でもよいです。
まずは、同性の事が多いと思います。
そして、救った相手は必ずあなたを救ってくれる流れになります。
できれば、精霊界の異性までいけると良いと思います。
すると、次に精霊界の異性があなたを救ってくれるようになります。
精霊界の異性ですと、精霊界、3次元界、そして恐らく同性、異性共に救っているでしょうから、愛の循環量も大きくなります。
そして、他の人にも、愛の循環を拡げていってください。
3.先に自ら動かない事には何も始まらない
ですから、
救世主を待つ。
理想の存在を待つ。
白馬の皇子様を待つ。
これらが、いつまで経っても現れないのは、愛の循環が働いていないからです。
現れるのは、実は、先に自分から与えている状況の時に現れるようになっているのです。
エネルギーを与えているから、返ってくるのですね。
このように、待っているのではなく、先に愛の循環を起こさないと、変わる事が殆どないのです。
4.まとめ
救世主到来、救世主におまかせの世界。白馬の皇子様到来の世界。
それは、ある種、支配されたままの安心、平和の世界であり、そこには、愛の循環がありません。
ですから、してもらう事が当たり前になりやすく、返す事も忘れがちになり、より愛の循環が減る事になりやすいのです。
人類が支配した側の結果では、現在の地球環境がそうです。
実際には、循環どころか、支配奪ってきた方が多いですから、そこには負の感情が増え、天変地異となり、コロナとなって現れているのです。
現代がこのような状態ですから、愛の循環がありませんと、素粒子落ちの危険性も高くなります。
そこで愛の循環を働かせるため、お奨めするのが、自分の前世との和合です。
特に異性の精霊界の前世まで救い、和合し、愛するのが何かとお勧めです。
そこには、「支配」という型がありません。
愛の循環しかないのです。
次元上昇していくにも、まずこのように、愛を与えていくという事が重要となります。
そして、より多くの場面で愛の循環を起こしましょう。