本当に重いテーマになる事も多いのですが、
愛だけではやっぱり間違える事があるようです。
御神事では、喜びに入る門は2通りあるという事です。
真から入る方法と愛から入る方法の2つです。
ですが、愛から入るのは入り易いが、愛からでは誤り易い。
とありますし、実際私は、某聖人がその部分があったと思っています。
次元上昇では絶対欠かせない愛ですが、愛のみでも次元上昇はどうも無理のようです。
1.理想のエネルギーバランスは、真6:愛4
理想のエネルギーバランスは真理6:愛4の割合のようです。
普段多くの人は、この状態ですし、この状態からずれると偏っているという事になるようです。
これが真理寄りになりますと、理屈ぽくなりますし、さらに愛の喪失が進行しすぎますとニーチェの世界観の、全否定のようになります。
また逆に愛に偏りますと、理性が働かない結果、結局、犯罪、不道徳、最終的には戦争といった流れになりかねないのです。
ですから、真理、愛どちらも必要なのです。
Ⅰ.ひとまず知っておいた方がよい真理
真理と言っても実はそれ程数は無いと思っています。
概ね次のようなものになると思います。
全ては因果で成立している。
因果応報。
転生はある。
無限の並行宇宙が存在している。
始まりがあれば終わりが有る。
始まりが無ければ終わりが無い。
魂は、始まりが無く終わりが無い。
他にもあると言えばありますが(大難が小難になる事がある等)、
真理に関しては、とりあえず、もうこれだけで、十分だと思います。
この中でも
全ては因果で成立している。
とりあえず、これだけで十分に思っています。
如何なる時でも、一番間違いないのが因果です。
Ⅱ.真0:愛10では、魔が刺す事がある
これは某聖人からお伝え頂いた言葉なのですが、
「人は魔が刺す事があるものだ」
と頂きました。
この点は私もその通りだと思っています。
一例で言えば、命を奪われた。だから相手の命を奪っても良い。
という感じになるものです。死刑制度はそれに近いです。
Ⅲ.死刑制度は、真0:愛10の世界
こういえばちょっと問題があるかもしれませんが、
私は完全に死刑廃止論者で、例えば複数人の命を奪った場合の刑罰の課し方は、
懲役280年ですとか。懲役5000年ですとか。
この課し方が正しいと思っているのです。
前世を視て本当に思うのですが、
視れば視るほど、
死刑を課す資格の有る人なんていない。
とつくづく思うのです。
動物時代の前世を視れば分かり易いのですが、
殺生しなかった、という前世が無い方なんて1人もいないのですよ。
肉食動物時代は誰もが必ず経ますので。
そして、長いライフレコードの中で戦争に完全に無縁でした。
という人もやっぱりいません。
ですが、この死刑制度の論拠の1つが
命を奪ったのだから、あなたの命も奪います。というものですから。
これは限りなく真0:愛10の世界なのです。
因果の怖さを忘れている世界です。
参考:Ⅲ.死刑制度と共通する点
Ⅳ.戦争も同じく、真0:愛10の世界
この理屈が大きくなると、聖戦になったり、戦争になったりします。
特に戦争時代に命を奪われたその遺族の言い分。
それはそれで正しいのですが、そこが真0:愛10の世界になりますと再度戦争になりかねません。
戦争は、実際には愛の喪失から始まっている話が殆どですが、勃発する場合、因果を繰り返すという視点が基本的には欠けている事が殆どなのです。
Ⅴ.死刑制度、戦争。それは因果を忘れているから
ですから、死刑、戦争を起こす事は因果を繰り返す事になります。
人の命を奪う行為は、必ず、自身が奪われるという被害を受ける流れに
なるのです。
参考:Ⅲ.死刑制度と共通する点
Ⅵ.案外法律が救う存在
ですが、この真10:愛0、愛0:真10。
どちらの世界観も案外救っているのが法律だったりします。
戒律の世界ですね。
元来、そこまで法律も絶対的でも無いですし、現世では悪用されている事もあるのですが、
この両極端な世界から歯止めの役割を果しています。
ですから、愛に偏る、真に偏るとは、戒律を要する世界に堕ちるともいえますし、戒律の支配下になるともいえます。
これは確実に次元低下の流れなのです。
3.まとめ
このように、真と愛、両方忘れないようにする事が重要のようです。
最初にお伝えした通り、真6:愛4が良いバランスのようです。
ですから、真だけでもダメですし(愛の循環が起こらない危険性)
愛だけでも魔が刺すことがあります。(愛のある悪に進行する危険性)
ちなみに、悪魔とは、悪へ魔が刺すとの事なのですが、
悪魔とは愛の喪失が起源のようなのですね。