おとぎ話の真実 vol.1 ハーメルンの笛吹き男

おとぎ話の真実

おとぎ話では、よくよく考えてみますと、現代の常識では有り得ないような話が多いです。

ですが、実際の所は、実話を元にしたものも非常に多いのです。

おとぎ話の真実では、その中でも自分の前世と関係があるものを中心に取り上げて見ました。

前世の記憶にあるもの、前世でその事実に触れているもの、前世の自分そのもの。
様々なパターンがありますが、これも次元上昇のきっかけになると見ております。

今回第1回目は、グリム童話の「ハーメルンの笛吹き男」です。

1.ハーメルンの笛吹き男 あら筋

1284年ドイツのハーメルンという町でのお話です。

ネズミが町で大繁殖し、町の人々の生活を悩ませていました。
そんなある日、笛を吹く変わった衣装をまとった男が現れたのでした。

彼は、報酬を頂けるのなら、ネズミ退治をしようと話を持ちかけました。

街の人々は退治ができるという事なら報酬を払うという事でした。

そこで彼は、笛を吹くと、街中のネズミは彼の後ろに集まり出します。
彼は川へネズミ達を誘導し、街中のネズミを退治します。

ですが、街中の人達は報酬を払う事はありませんでした。

笛吹き男は、街中の人達の姿を見て落胆し、一旦姿を消したのでした。

その後、1284年6月26日の朝。
彼は再び姿を現したのです。

その時、村人達の多くは教会に居たのですが、笛吹き男が笛を吹くと村中の子供達が彼の後に付いていくではありませんか。

その数は130人。

そして、子供達は、森の中に入っていき、そのまま帰らない事になったのです。

ただ、村の子供でも、

足が悪かった者。
耳が悪かった者。

この2人は残り、村人の子供達は2人だけとなったのでした。

2.どの説も矛盾が残る

この話の全てが、多くの人にとって事実とは思われていませんが、
1274年6月26日。130人の子供が失踪した事は紛れもない事実なのです。

一般的な説では、子供達が開拓者となり、村を出て行ったというものが有力です。
当時は丁度家督相続の色合いが強く、長男以外は農奴となるような傾向が強かったのですが、ですがそれでは長男が残るはずです。

ですから、この説は矛盾があります。

また、少年十字軍説もあります。
子供達が少年十字軍としてさらわれたというもの。
話的にはこちらの方が自然ですし、20世紀まではその説が有力だったのですが、少年十字軍は、年代が1200年台前半なので、この説にも矛盾があります。

そうなのです。
どのような説でも整合性が無いのですね。

いずれにしても、概ね、神隠しそのものが無いという前提ですが。

3.子供は時空間テレポートした

実はこの童話。
最初から終わりまでほぼ全て実話なのです。

実際には、連れて行かれた子供達は、どうなったのか。
と言えば、違う惑星に時空間テレポートで連れて行かれたのでした。

ですから、
その後、子供達の誰かがどこかで現れたですとか。
見つかったですとか。

そういった事は無かったのです。

地球に居た側から見ますと、典型的な神隠しなのですね。

4.原因は当時の大人達のあり方

実は、この頃ドイツでは、子供に重労働をさせている事が多い時代でした。

長男だけが家督を相続し、その他は全て重労働、という事が一般的だったのです。

ですが、このハーメルンでは、長男だけでなく、重労働の中心は、全て子供達。

という色合いが非常に強く。

大人達は、労働よりも、むしろ教会での教えに邁進していたようです。
当時の重労働社会の中でも、ハーメルンでは構図がさらに極端だったようです。

5.大人達への忠告は様々な所で現れていた

ですから、実はネズミの繁殖で村人が困っていたのも、実は大人の有り方に対する忠告の1つだったのです。
ネズミ退治も子供まかせの色合いが強かったのでした。

そこで大人に対して、試す存在として現れたのがあの笛吹き男だったのですね。

ですが、村人の大人達は、そこでも嘘をつきますし、利用をする事しか考えていませんでした。

その結果があの神隠しだったのです。

6.村人の多くはその後黒死病で亡くなる

村では、ある日子供がいなくなったので、大変な事になります。

結局労働の役割を子供中心から、大人に戻すこととなったからです。

ですが、ここですんなり村人達は反省して労働したかといえば、そういう訳ではなかったのです。

むしろ労働をする役割を大人同士でも押し付け合いになり、村人達に揉め事は続いたようです。
報酬をそもそも払わなかった人達なので、それは想像に難くないでしょう。

その数年後ですが、村人の多くは黒死病(ペスト)で亡くなる事になります。
それも、またネズミが繁殖し、今度は菌をばらまいたのです。

これも因果なのですね。

7.連れていかれた子供達の特徴

ほぼ全てと言ってよいのですが、子供達は、次元の高い魂が見事な位集まっていたようです。

次元の高い魂の子供達。
次元が低い魂の大人達。

そのような2曲分化だったようです。

ですから、子供達もどうも役割なのですね。

ちなみに、精霊界転生数の子が多くを占めていたようです。

その後、子供達は、別の星で第2の人生を幸せに過しているようです。

8.生き残った子供達も重要な役割が

実は、生き残った子供達にとってもこの事は重要な役割がありました。

まずは村における子供としての重責をこの後背負う事になります。

次に、子供に対する意義とは何かを、村人に知らしめる役という事もあります。

そういった意味でも彼らは重要な存在なのです。

村人の多くは黒死病で亡くなっているのですが、この2人は、黒死病で死ぬことなく、最後まで村の為に尽くしたようでした。

9.本当に起こしてほしかったシナリオ

実は、子供達が居なくなった後ですが、ハーメルンの人達が真に反省して、生活を営んでいれば、ある日子供達が戻ってくるというシナリオもあったようですが。

ですが、その実現はできなかったようです。
笛吹き男としては、本当はこのシナリオを起こしてほしかったようなんですけどね。

ちなみに笛吹き男。
もうお判りになるかと思いますが、魔法使いというより、普通に愛の深い宇宙人だったのです。

第一義的には、子供を救うという事もありましたが。

ですが、真の狙いは子供がいなくなる事で、大人達が自分達に向き合い、愛に目覚めてほしかったようだったのです。

10.まとめ

私はこの時代のこの場所に居た訳ではありませんが、1200年後半でドイツに生まれ、当時この神隠し的な話が伝説化して話題だったようです。ハーメルンの中で生き延びた人達が伝えたようなのです。

失踪事件にしては、子供達はその後一切現れなかった、発見されなかったという事がより伝説化を即す事になったようです。この記憶が非常に強いのですね。

確かに事実だけを追いかけますと、怖い神隠しのお話という事になるのですが、本当は愛を学んで欲しかったという事のようなのです。

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