前世療法体験談 vol.13 理不尽な裏切りに遭った前世 平安時代京都

前世療法体験談-ゆう斎が受けた前世療法

今回は理不尽な、友人による裏切りに遭った前世です。

ここまで紹介した前世に比べますと、比較的平凡な感じの話にも思えますが、今こうやって書いてみますと、また奥の深い話だと改めて思いました。とある前世と深い繋がりがある事が判ったからです。

また、多くの人にも、よく起こりがちなパターンだとも思いました。

1.痛む場所

右肩上側中央部分。
程々的な痛み方。やはり、程々でしたが。但し、これは彼1回に限定した場合になります。

2.生い立ち

平安時代前期(900年頃)、終生ずっと京都。712回目転生。
両親は平凡な町民。
その後、京都の役人になる前世。

妻子にも恵まれ、そのまま順調に出世するが、40歳位の時。出世の途中で友人の裏切りに合う。

上司に対して、同僚の友人よりアドバイスを受け、そのようにして行動に移したが、その後左遷させられる原因となる。同僚の友人は、上司が怒りに触れる事を判っていて、アドバイスをしたのだった。つまり謀略。

このように自身が出世街道から外れ、その後はその友人が代わって出世街道に。

実はその友人は、幼少の頃より数十年来共にしてきた友達だった。

この裏切りの謀略に対し、相当の負の感情を持っている。

3.実際の会話

ヒーリングで繋がった瞬間から彼は裏切りに対する怒りで一杯でした。

長年の友人なのに、その謀略、裏切りが許せない。
子々孫々、相手を代々恨むとまで言っていたところからスタートです。

こうしてみると700回転生していても100回台の自分と言っている事が変わらない。
確かに、この時代は呪詛が全盛の時代。時代の常識は恐ろしいと思いましたが。

まず最初に、ヒーリングの先生に彼と自分の家族構成を確認。
双方、妻子が居る状態だったようです。

では、友人の心境はどこから変わったのか。

妻と結婚し、子供もでき。恐らくその辺りから変わったはずと見ましたが、その通りでした。

変わった節目は妻との結婚。そこから、彼に妻の価値観が入ってきている。
結婚とは、自分だけの自分から、周りの人を含めた自分に代わる時期。

だから、友達を取らずに妻や子供を取る事がある。
やはり、妻ができ、子供ができれば、考えが変わる事がある。

この事を伝えましたら、彼はすぐに納得しました。
このようにして、彼は浄化したのです。

話的には非常に早かったですし、すぐ終わったのですが。

人は人との出会いで変わっていく。
いつまでも、その人がその人でいるとは変わらない。

確かにこの部分も重要ですが、ここまでであれば、よくある話。
ですが、後から考えてみると、やはりこの前世にももっと深い意味があったのです。

4.後から判った事

この話で裏切りのスタートは、友人の妻と結婚した辺りからでした。

実は、この友人の妻ですが、何故だか必要以上に前世の私を恨んでいたかもしれない。
書いている内にそう思ったのです。

で、調べてみると、なんと、実は呪詛の前世が絡んでいたのです。
参考:前世療法体験談 vol.7 奈良時代奈良 呪詛で苦しむ前世

実は、彼女の父親が、彼の呪詛によって亡くなっていたのですね。

彼女はその事を知っている訳ではありませんでしたが、心のどこかで何故だか思っていたのでしょう。深層部分で何となく感ずいていたようなのです。

だから、友人の妻は、このような行動(正確には友人にアドバイス)を取ったのですね。

一方、前世の自分についてですが、その原因となっている1つが、実は100回台前半の前世にあるとも思っていません。

彼は700回台の転生ですが、まさか、前世の自分の行為が返って来たとも思っていない。
転生回数的には、はるか前の自分なのですから。
だから自分が当初、自分に原因がある。悪いようにも思えないのです。

確かに彼の生涯では、友人、またその妻。子供。誰に対しても裏切られるような覚えも無いですし、むしろ良い振る舞いの方が多かったともいえます。

ただ、原因となっている前世と時空間が極めて近い所だった。

念を発していた場所は京都でしたし、この話はその後数十年程の事なのです。
だから、このようにして因果が返ってきたのですね。

そして、彼はあの呪詛で苦しんだ前世と同じような感情を持つ、という繰り返しで終わっているのです。

この場合、彼は裏切られるという形で、前世のカルマ解消にはなっているのですが。
した事はされるのですが、転生をはるかに超えて発生するのは確かに相当辛い事ですね。

5.まとめ

たられば、ですが、もし奈良時代の自分が呪詛をしていなければ、このような目には遭っていません。
ですから、負の行いはしてはならないのです。これは当たり前として。

しかし、これもよくある話なのですが、今世で覚えも無いのに、酷い目に遭ったというのであれば、大体このような感じが多いと思っています。

その原因は、はるか前の前世でしたこと。
しかし、理不尽な結果が起こったのは、その前世と時空間が近かったから。

このように理不尽な結果を受けた場合、取る行動は

まず、その原因の追究、理解。
これは前世療法や前世ヒーリング、オーリング等で判ってきます。

次に、原因が理解できますと、ここからようやく次のステップに進める事が多いです。それは、

負の想念を断ち切る事

原因が判らなければ、やはり負の想念を断ち切るのは難しいと思います。

今回の京都の役人のケースでも、この負の想念の連鎖は、非常に長く広範で続いていましたからね。
私のライフレコードもそうですが、何より3次元空間で相当長く続いていました。
前世ヒーリングで判った、少なくともこの2回、・・・恐らく3回。
始まりは飛鳥朝時代~ずっと繰り返していそうですね。

その間、その負の感情の連鎖に巻き込まれた人、全員が、被害者であり加害者であり。を繰返します。

それを、転生1回で双方を経験する事もあれば、転生1回で片側という事もあるのです。

特に加害者側にだけはならないようにしたいのですが・・・。

実は話を終わらせる、負のカルマの連鎖を完全に終わらせるとすれば、

被害者のみの転生時にあるように思うのです。

そして、カルマの流れを理解し、原因を理解し、負の想念を断ち切ってください。

この転生で彼は被害を受けていますが、加害した側は、それはそれで裏切ったカルマを新たに蒔いているのです。
やられたからやり返すでは、延々にカルマが断ち切れず、場合によってはさらに悪化しますので。

ですから、理不尽な被害を受けた時、その原因を理解し、負の想念を断ち切ってください。

最終的には、恨まなくなる。これが一番です。

そして、負の連鎖(想念、行為)を終わらせましょう。

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