「不倫って何がそんなに悪いの?」
「複数の人を好きになるのがそんなに悪いの?」
このように、こういう感覚って、現代では悪い事のように言われがちですが、実は普通の事なのです。
ライフレコード自体を見てみますと、誰もが一夫多婦ですし、一婦多夫なのです。
1人の人だけが永遠の伴侶になる事はありません。これは前回お伝えした通りです。
但し、これだけでは、所詮ライフレコード全体の話なので、1回の転生上で不倫を容認する話にはなりえません。
ですが。
実は、もう誰もが、3次元世界で言うところの不倫。
これを堂々としている世界観があるのです。
それが精霊界転生時にあるのですね。
しかも、誰もが経験をしているのです。
「不倫って何がそんなに悪いの?」
「複数の人を好きになるのがそんなに悪いの?」
だから、一旦このように思う事。
前世の記憶があれば、極めて自然な事なのです。
1.精霊界では不倫、略奪愛の概念が無い
ライフレコードの内、半分は精霊界転生です。
稀に3次元化する事もありますが、精霊界とは、思いが基本の世界なのです。
ですから、3次元化しない限り不倫や略奪愛は存在しないのです。
2.精霊界と3次元世界との違い
精霊界では、物質、財というだけでなく、時間という概念が存在しない事が殆どですから、精霊界では不倫、略奪愛という概念がそもそももたないのです。大前提から違うのですね。
精霊界と3次元世界との間で大きな違いは大体、次ぎのものがあります。
Ⅰ.時間の概念、所有の概念が無い
精霊界では、
所有の概念
蓄財の概念
多くは、時間の概念
多くは、婚姻の概念
これらがありません。
財産というものが基本はありません。
状態の変化そのものはあるようですが。
Ⅱ.感覚の違い
また、5感の内、どれかが無い事が殆どです。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。
特に多いのは触覚が無いケース。
ですから、恋愛の感情はあっても、それが3次元感覚として捉える事ができない事が多いのです。
まさしく思いの世界です。
Ⅲ.夢の状態が比較的近い
精霊界を一言でわかりやすく言えば、「夢」に近いです。
夢の見方も個人差がかなりありますが、概ねその世界観が、その人にとって精霊界の世界観なのは以前お伝えしました。
参考:前世の法則 その9. 精霊界の世界観は人によって全然違う
ですから、想念の感覚が強いです。
所有や蓄財ができる訳ないのがよく判るかと思います。
Ⅳ.例としてマーメイドの世界
私の中で、精霊界の一夫多妻で最も良い例が、マーマン、マーメイドの世界観です。
マーマン1人に対し、マーメイドが12人が付く世界です。
典型的な一夫多妻ですが、この1人に対し12人という数が重要のようでした。
一応、マーマンは男で、マーメイドは女性なのですが、
何か男女という感覚がありません。
形、役割としての男女なのです。
しかもですが、実はマーメイド同士の思いの強さが圧倒に強かったのです。
女性の思いが主導権を握っている世界という感じでした。
3次元世界であれば、希少になっている性側、この場合ならマーマンが通常強くなりがち。
男性1人を巡って女性12人がバトルする世界が普通なのですが。
私の体験したマーマン、マーメイドの世界では、女性の思い合いが基軸で、戦う、奪う、嫉妬という概念が全くありません。
特に女性12人が合わせた思いというのは非常に強力で、マーマンはそれに載せてもらっている感じ。
どう見てもおまけの存在にしか思えないのですね。
この世界では、男女を巡って奪う、嫉妬という考え方、思いが存在していないのです。
何かもう全員が一様という感じです。
それは思いやる、思う。という感じ。
基本的な感情はこの2つしかないのです。
後、もうこれも精霊界特有なのかもしれませんが、この時は性行為というのも無かったですね。
一部の人からしたら、それはつまらん。
という人もいそうですが、この時は、何かそういうものだったのです。
だから揉めないという事もあるかもしれないんですけどね。
また、美しいのかもしれません。
後、子孫を作る時は、これがまたマーマンとマーメイドの想念で産むのです。
想念でポンっと。で、またその多くがマーメイド。
この時の記憶からも思うのですが、子供の誕生は、基本はやっぱり想念からだと本当に思います。
3次元世界でも基本的には、子供の誕生は男女の想念から始まっているのですね。
話が逸れましたが、だた1つ言えるのは、本当に平和で美しく、楽しい。そんな世界です。
精霊界では、一夫多妻と言っても、基本こんな感じなのです。
3次元世界ならではの、嫉妬とか全く無い不思議な世界です。
ひたすら想念。
ですから、どうやっても不倫や略奪愛になりえない世界なのですね。
Ⅴ.妖怪のケースでは
実は、これも不倫・略奪愛というのがありません。
やっぱり、時間の概念。蓄財の概念が無いからです。あっても状態の変化までです。
また、妖怪の世界観って、基本的には人間とあんまり変わらないですが、一部、負の感情がベースの世界も確かにあります。
ただ、この場合も、不倫、略奪愛という感じではないですね。
感情としては、奪うというより、勝ち負けのこだわりですとか、支配の感情ですとか、恨みという感情だけが残る事はあるのですが、原則、時間や財、所有の概念はなく、ひたすら想念だけの世界なのです。
あるとしても「負の感情」止まりなのです。
こうしてみると、「奪う」って、3次元ならではの単語ですね。
精霊界では、妖怪にも妖精にもどこにもありません。
ただ、もうこれで何となくお気づきかもしれませんが、
不倫・略奪愛って、負の感情に、時間や蓄財、所有といった3次元的価値がくっついただけとも言えるのです。
不倫・略奪愛=負の想念+3次元的価値
という図式になると思います。
ですから、不倫・略奪愛を無くそうと思えば、負の想念を無くすか、3次元的価値を無くせばよいという事にもなります。
ただ、3次元世界での不倫・略奪愛。
負の想念、3次元的価値、片方だけでも無くすのは、かなり難しい事なのかもしれません。
Ⅵ.精霊界の夫婦の形状は様々
ここまで、精霊界とは、一夫多妻がスタンダードかのように書きましたが、形状的には3次元世界と同じで、一夫多妻や多夫一妻。普通に一夫一妻。全てあります。
どれが正解もありませんし、どれが間違いでもありません。
ですが、思いがどこまでも重要という事だけが間違いないようです。
精霊界はざっとこのような感じです。
3.まとめ
感情的な面でいえば、このように複数の人を好きになる事は当たり前の事なのです。
ライフレコード上では、誰もが一夫多妻、一妻多夫ですし。
精霊界であれば、むしろスタンダードな事でもあるのです。
ただし、これが3次元世界になりますと、途端に負のカルマになってしまう危険性があるのですね。
精霊界では負のカルマでないのに(むしろ良い意味の事が多い)、3次元世界では負のカルマになる可能性があるという。
しかも、それが、思っているよりとてつもなく重いものなのですね。
次回は不倫のカルマについてです。