悪とは、3次元世界では、違法なものですとか、3次元的な縛りによって決められる事が多いです。
ですが、ライフレコード的には、霊的には、
前段階より、次元が1段階上がった時、前の段階が悪に見え、悪に感じる事。
これを悪と言います。
ですから、誰でも、その人の中で必ず、悪と感じるものはありますし、善と感じるものがあるのです。
これが、その人における善悪です。
実は、悪の聖化の連続が、現在の自分であり、次元上昇の繰り返しの結果でもあるのです。
そして、現代では明確な次元上昇を求められています。
１．魂がそもそも望んでいること
人の魂は、弥栄する事を望んでいます。
これは、3次元世界転生時、精霊界転生時問わず、同じです。
3次元の存在であっても、霊体になってもその思いは同じなのですね。
また、動物時代、その前は、植物、鉱物・・・とずっとその思いは続いています。
このようにライフレコード上では、誰もがずっと抱いている思いなのです。
２．次元上昇で必要なのが、実は悪
その最も弥栄が働くところ、
また強力なエネルギーが働くところ、
さらには次元上昇が働くところ。
悪を聖化し、善化させるところにあります。
それは前世から、誰もが経験してきていることなのです。
現世では、前世で行ってきた善を忘れてしまっている事もありますが、それを思い出す事があります。
その多くは、悪を聖化している事がきっかけになっています。
前世ヒーリング、前世療法は概ねこのような事が多いです。
同時に、今度は他の人の悪を聖化をさせ、善化させる事もあったりします。
その実は、悪を意志し、悪を理解する所から始まっています。
だからこそ、善化できるのですね。
ですから、悪無くして善は存在しえないのです。
と同時に、善なくしても悪も存在しえないのですね。
３．動物の善は、人間では悪、という事例
具体的な例を挙げてみます。
人間から見た動物は非常に判り易いと思います。
例えば、動物時代では通常の行い。
それこそ動物にとって善であっても、人間であれば、それが許されなくなる事ってありますよね。
1つが同種同士の戦いですね。
動物では、サルやライオン等は有名ですが、同種同士の戦いがあります。
この他にも、多くの動物で、同種内で対立をする事は普通にあります。
エサの取り合いが典型的ですが、場合によっては同種同士での命の奪い合いがあります。
これは、肉食動物だけでなく、草食動物でもあります。
この他にも、様々な諸要因によって、同種を見捨てたりする事も不思議ではありません。
これを人間社会で言えば、戦争であったり、利用して奪ったり、見捨てるという行動になりますが、
多くの人には悪に感じると思います。
何故なら、現在の転生では、霊的に動物時代の前世よりも、次元が上昇しているからです。
このような動物がする戦争、奪い合い、利用して捨てる。
動物時代では、善なのかもしれませんが、多くの人間から見ると悪に移るはずです。
４．人間の転生でも動物寄りの時空間もある
ですが、人間の歴史の中には、戦争、奪い合い、利用して捨てる。
これらが常識であったり、つまり善として働いている時代もあるのですね。
戦争、強奪、人種差別等が判りやすいです。
この3000年間の間でも、第2次世界大戦から前、その多くがそのような時空間であり、実は、前世で経験してきている人が多いのです。
しかし、現代では、やはり悪として認識している人が多いですよね。
ですから、戦争、差別が、昔に比べると減ってきているのです。
それは、時代と共に、
このような事を霊性が悪として認識できる人達が増えたから、
それを悪として感じる事ができるのです。
このように、悪とは、自身にとって、前の次元の世界だから悪と感じるのです。
５．善悪を意識しだすのはどの辺りからなのか
実は、動物の段階辺りからです。
動物でも、知能が高度なものは、蛇（爬虫類のトップ）、カラス（鳥類のトップ）、
この他、哺乳類の多く、特に大きい動物は概ね知能が高度です。
クジラ、イルカ、象、牛、馬、豚、猪。この辺りは高度です。
中くらいのものでも、犬、猫、サル辺りも高度ですね。
このように、動物の中でも、人間程ではありませんが、善悪の概念はあります。
ペットで飼ってみますと、犬、猫でもその感覚を持っている事はよく判るかと思います。
そして、次元の高い者となると聖獣を経験したりするのですね。
ですが、人間ともなりますと、その意識は格段に上昇します。
６．人間特有の善悪
人間ならではで、1つよくあるのが、自身の存在そのものに関する罪悪感ですね。
宗教で言えば、仏教の諸行無常の感覚はこれに近いですし、哲学であれば、ニーチェ等にある虚無論なんかそうです。
これは人間特有の善悪の概念ですが、転生の成長過程では、必ず通る道のようですね。
また、この部分を転生の途中通過することは結構重要のようです。
転生上ではフェーズ2～3で多くの人が必ず通る道でもあるのです。
また、フェーズ3～4の人は10代～20代で多くの人がこの時期を持つ事は多いようです。
平たくは、自身そのものに対する失望も含みます。
この虚無論とは、失望そのものであり、部分的真理ではあるのでやはり重要なのですが、絶対的真理ではありません。
むしろ結論としては、その反面の希望との共存ですとか、永遠に続く転生ですとか、無限の弥栄という答えに辿りつくはずです。
有限と無限が共存している事に気付くと、この虚無論は概ね脱する事ができます。
虚無論は、一面的真理にしかすぎないのです。
とこのように脱した後は、一段階上昇した世界になります。
となると、虚無論って、そもそも真理で、善なのでは？と思っていた事が、次元上昇後には、悪に感じるようになってくるのですね。
このように、善の意識とは、前段階より自身の次元が上昇していく事から、前の次元を悪と感じる事にあるのです。
７．次元上昇とは、悪の聖化の積み重ね
このような流れで通常、転生と共に次元が上昇していきます。
それは、善化、聖化が進んでいるという事ですから、悪と認識する事が増えていくという事にもなります。
勿論、何が悪かというのは、その人次第で変わります。
それが故、ある人にとっては悪であっても、ある人にとっては善に感じる事があるのです。
ですから、例えば、戦争はいかなる場合でも悪と感じる人もいれば、聖戦なら善と感じる人もいるという事です。
この善悪については、時空間によって、その多数少数が変わってきます。
現代の地球上であれば、昔程、聖戦は善とされていた事が多いと思います。
また、魔女狩りは現代ではさすがに悪と感じる人の方が圧倒的多数だと思いますが、
その昔であれば、半々。
とある時空間に限定しますと、魔女狩りは善とされている事もあったでしょう。
ですが、魔女狩りは基本的には17世紀辺りで終わりましたし、戦争も、年々減少してきています。
それは次元上昇している人達が増え、それらを悪と感じる人が増えてきたからなのです。
こうして、1つ前の段階から上昇する事、これが悪の聖化なのです。
８．次元差を感じるのは、聖化量と方向の違い
1段階上昇しますと、1つ前の状態が悪に感じます。
また、2段階上昇しますと、1つ前が悪に感じますし、2つ前が極悪に感じるようになってきます。
ですが、この世にはこのような事はかなりあります。
実は、聖化の量も、方向性も人それぞれですが、この差が大きくなりますと、次元差を感じる。
つまり波長が合わない、波動が合わない。という事になってきます。
現在、2極分化の時代ですので、この波長が合わない、波動が合わないという現象はどんどん増えるでしょう。
９．まとめ
悪とは、実は、その魂が誰もが持っている概念で、前より1つ上の段階に達した時、その前の段階に対して感じる状態の事を言います。
そして、悪の聖化は誰もが、前世よりずっと続けてきていることなのです。
このように、次元上昇とは、コツコツと1つ1つ、悪の聖化を続ける事から始まっています。
そして、ある段階までの到達が、並行宇宙が多様に揺れている現在、多くの人に求められているのですね。
